Japanese (Shift JIS)

♪WBT WBT-0660(Cu)

WBT0660
Yラグです。スピーカケーブルの末端に取り付け、アンプやスピーカの端子にしっかりと接続するためのアクセサリです。同種にバナナプラグがあります。これら冶具を使うのが良いのか、剥き出しのケーブルを端子に噛ませたほうが良いのか、意見はさまざまです。この問題も、使い勝手と自分の耳で決めるしかないでしょう。

購入のきっかけはアンプ GOLDMUND Mimesis SRI2の端子の孔が小さく、ケーブルが通らなかったことでした。選定の理由は、1.ケーブルの固定方法がネジ式で再利用が簡単なこと、2.雑誌での評判が高かったことでした。ネジ式よりもケーブルをかしめて固定するほうがしっかりして音質的に有利そうですが、ケーブル交換を楽しむにはこちらのほうが便利です。

ネジ部スペード部
このYラグが優れていると思うところは、Y字の部分、アンプやスピーカの端子に挿まれる部分が3層構造になっていて、柔らかな中間層が端子の非並行を吸収し外側の導体層を端子にしっかり圧着してくれるところです。ボルトとナットをしっかり締めるには、ワッシャを間に入れると良いのですが、Yラグの中間層がこのワッシャの役割を果たしています。他社のYラグですと手で締めたくらいでは軽く揺すっているうちに緩んでしまいます。WBTのYラグであれば、なかなか緩まず、少々緩んでも離れません。これは優れものだと思います。

今ひとつだと思った点は、ケーブルの固定に使うネジが精密過ぎて、少し誤るとネジ山を潰してしまいそうになること。Y字の部分に厚みがあり、端子によっては入らないのではないかと思われることです。Mimesis SRI2では結構ぎりぎりでした。

ちなみにDENON PMA-2000のターミナルは太く、6mmでは入りませんでした。

2001/03/13 記