部屋の床がやわなことが実感されたので、床とスピーカ台の間に入れることにしました。近所のDIY店で物色したところ、長岡さんが各誌で廉価なインシュレーションボードとして紹介していた“フラワーベース”が売っていたので購入しました。サイズは1,500*300*18mmと大きいのでノコギリで300*350mmに切断しました。低域の増強と引き締めに効果がありました。
構成 | セッティング |
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1998,06,07 | 1998,06,07 |
スピーカケーブルの変更に合わせて使用を取り止めました。その結果、硬質感が和らぎ、セリフのピークが聴きやすくなりました。一方、サ行や「つ」のキツサは変わりませんでした。一言に高域のキツサと言っても、これらは違う対策が必要なんですね。
構成 | セッティング |
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― | 1999,03,15 |
1cm厚程の人造大理石の板です。機器の下に敷いて使っていますが顕著な効果を感じたことはありません。
構成 | セッティング |
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― | 1998,12,29 |
2000/05/31
スピーカ台の下に敷くボードを、DIYの店で板材を買ってきて製作しました。
板材は購入店で6等分(一枚 400*300*18mm)に切断してもらいました。3枚を積層しますが、真ん中に挟まれる板には孔径12mmの穴をいくつか開けて川砂を充填しました。穴を開ける場所は、なるべく板の強度を保つためにスピーカ台の脚が接する部分を避け、縁から100mm以上離れた中心部に限り、穴の縁が互いに20mmほど離れるように配置しました。より重量を増すためには、TAOCのように鋳鉄粉などを使うべきでしょう。
板は木工用ボンドで張り合わせましたが、予想以上に反っていたためにスピーカ台(TAOCのSST)+3Kg鉄アレイを重石にした程度では完全に密着しませんでした。乾燥するまでクランプ等で固定するべきでした。
TAOC SST-40H下に敷いて使ってみたところ、中低域の密度が増したようです。板材が決して堅いとは言えない物なので、柔らかい傾向が出ますが柔な床よりもマシでしょう。
構成 | セッティング |
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― | 1999,01,30 |
Audience80の下にThe j1 project SQ5519Aと組み合わせて使ってみたところ、低域の整理が進みました。ボード単体ではもやつきが払いきれませんでした。
2000/06/01
構成 | セッティング |
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― | 1999,07,01 |
TAOC SST-40Hを分解してその底板をAudience80の下に敷いてみました。重量は合わせて約9Kgになりました。重ね方は床>手製ボード>SST底板>j1>Audience80の順です。SSTは鋳鉄製で剛性が高いので、低音が締まり、音像がかっちりすることが期待しましたが、おおよそ想像通りに鳴りました。Jazzのベースの動きなどが解りやすくなりましたが、中低音が硬くなりすぎたようでした。量感が不足気味になりました。
2000/06/10 追記
構成 | セッティング |
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― | 1999,09,15 |
2000/06/07
『stereo』誌の特集記事にあった接触歪みを追放しようという試みにのって、クロロプレンゴムシートを東急ハンズにて買ってきました。厚さは0.3mmです。板張りの床とスピーカの下に敷いてある手製のウッドボードの間に敷きました。S/N比が若干向上したような気がしました。
構成 | セッティング |
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― | 1999,09,24 |
御影石や大理石をオーディオボードとして利用している方をしばしば見かけます。これらは重量があることから制震能力に富んでいると思われますし、見た目も重厚感があり好ましいです。また、材質的にも丈夫で、表面に傷がつくようなことはなさそうに思えました。そのため、Audience80のスパイクを直接受けるのに最適だと考え導入しました。この頃、金属製のスパイクをやはり金属製のスパイク受けTAOC PTS-4で受けるのは音質的に好ましくないのではないかと考えていたのです。300×400×30mm 約12Kgのものを2枚購入しました。表面は本磨きです。
購入したものの、その重量とスピーカを動かす手間からまずはアンプ(Mimesis SRI2)で試用して見ました。確かに振動による悪影響を退ける効果があるようです。Mimesis SRI2はダンプすることによって高域の神経質さを避けられると解っていたのですが、御影石を敷くことによってダンプすることなくスムースな音を得ることができました。音の密度が上がり、引き締まった傾向も出ました。一方、CDプレイヤ(VRDS-25x)に用いると音が硬くボーカルのサ行やシンバルなどが耳障りになってしまいました。
構成 | セッティング |
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― | 2000,10,29 |
ひと月は経ってようやくスピーカを動かす決心がつきました。えいやっと頑張った結果は裏目に出てしまいました。換えた直後から明るめになったことを感じ、2,3日してボーカルが神経質なのが気に障るようになりました。スパイクとの間にフェルトを挟んでみましたが改善されず、元のスパイク受けとthe j1 projectも使ってみましたがキンキンとした響きはとれませんでした。
外したボードを叩いてみると高域に乗っってしまった響きを連想させる音がしました。重量で振動をシャットダウンすることを期待されたボードが、それ自身の響き(=振動)で好ましくない音を出していたとは皮肉な結果でした。
構成 | セッティング |
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― | 2000,12,24 |
御影石が不調に終わったので次の候補としてDYNAMIC AUDIOさんからお借りしました。20Kgと極めて重いのが特徴です。
Dynaudio Audience80の下に敷きました。Audience80付属のスパイクを使用し、スパイク受けにはTAOC PTS-4とthe j1 prject SQ5519Aを使いましたが、MEI担当さんからのアドバイスとしてSQ5519Aは外しました。MMW-1はとても制振性能の高いボードです。定位はビシッと決まり、音像は引き絞られています。アタック音も鋭くなり、中域は軽快で粒子は細かく、全体として一層クリアになりました。細やかな音も一層聞こえるようになりました。華やかさも増したようです。一方、低域はもちろん中域の量感もなく、寂しく感じます。そして、左右に定位する音、つまりボーカル以外のギターやキーボードの中域の音量がなぜか小さくなりました。ディテールの表現は向上しているので、まるでミニチュアのようです。
能力は高いのですが、システムや環境とバランスが取れなかったので購入は見送りました。
構成 | セッティング |
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― | 2001,03,22 |
MEI MMW-1も不調に終わりましたがスピーカのアンダーボードは必要だと感じました。また、MMW-1の試聴からある程度の響きが好ましいことが解りました。美しい響きということであれば木製が有利でしょうし、定番のTAOC製品が当てはまります。今回は定番ゆえに難しく考えずに導入することにしました。価格も同様の製品の中ではお手頃です。
Dynaudio Audience80の下に敷きました。セッティング方法はおいおい詰めてゆきます。床との間には滑り止めとしてクロロプレンゴムシートを敷きました。やはり木製らしい暖かみを音から感じます。もちろん、変にムーディな音になったわけではありません。MMW-1のような凄まじいS/N感や定位の高さは感じませんが、同じように軽快に音が出てきます。足元を固めるという点に関しては成功したと言ってよいと思いました。
構成 | セッティング |
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― | 2001,04,05 |