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電波…とどいた? 200303上旬/中旬/下旬

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2003年3月11日の電波状況

雑記

特に忙しいというわけではないんだけど(積んでるものはたまってるけど)なんかだるい。

あ、うちも届きました(苦笑)

模様替え

先週末に作業したんだけど全然かいてなかったので書いておこう。

1Fの配置がすっきりして広くなりました〜。これで宴会時も安心(ぉ。 VMWare も試用で導入して、とりあえず Solaris9/IA をいれてみたり。自分が1Fで作業するときは TabletPC を適当につないで作業です。リモートデスクトップもフル活用。スキャナとプリンタは連動できるように設定してコピー機がわりにしたいところです。 Adobe のツールはライセンスに移行して、Mac 版に切り替えてしまおうかと思案中。

あとは2Fのタコ足配線状態のやつをどうにかしないと……。あと LAN の Gigabit 化も予定。

リモートデスクトップ

Windows の リモートデスクトップが便利なのは、みなさんご存じかと思いますが、このクライアントソフトウェアには、一つ問題点があります。

Windows XP 環境でクライアントを動かす場合、ローカルに接続しようとすると「既にコンソールに接続している」という旨をいわれて接続できません。これ自体は正しいことのように見えますが、例えば ssh を使って遠隔マシンのリモートデスクトップ接続(port:3389)をローカルの別ポートに接続しても、それにつなぐことができないのです。Win2K や 98 でなら、これに接続可能です。

で、今回、これへの対処方法がわかりました(^^)。 方法を載せてくれてたページと書いた方に感謝を

クライアントの実体(mstsc.exe, mstscax.dll) を適当な場所にコピーして (システムフォルダにあるものは互換モードにできません。DLLもカレントにないとダメなようです)、 exeのプロパティ/互換性から「互換モードでこのプログラムを実行する」を選んで、「Windows 98/Me」を選択します。で、この実行ファイルで localhost:接続したポートにつなげば OK。この動作変化は、OS のバージョン情報をみて行ってるってことなんでしょうね。

やっほう! これで Windows XP からも、Remote Desktop を ssh の安全な経路を通してつかえるYO! VPN をはるという手が正道なのかもだけど、NAT 環境からだといろいろ無理があるので……。PPTP はルータに専用のアドレス変換機能が必要だし、 L2TP(IPSec) は暗号化の関係でそもそも NAT 超えられないものだし。


2003年3月13日の電波状況

雑記

ogg のファイル分割によるイントロ+ループっすか、某おめがねのシステムにも入っていて、実際につかわれてる機能ですな。BGMがとぎれない幸せ。

ホントは前のやつで、単独ファイルでの中途へのループを実装する予定が、時間の関係で不要になって、実装だけはしておくつもりがループさせるとなぜかメモリリークおこすバグの原因がどこかよくわからないまましばらく放置プレイで、次に使うからってことで、ファイル複数指定で連結だったらすぐできる?とか M君にきいたら一瞬で実装されてしまったという adhoc なやつが入ってるってのは秘密なのです。

時間差分+位置指定で制御可能(線形移動)なトラック独立の前後/左右移動(FADE/PAN)処理とかも、いるかもってことで作ってもらったけど全然活用されてないです(苦笑)。 DirectSound 3D とか使うのが筋だろうとわかりつつも、実装の道を選んでしまうのは性なのか……って、うちの場合は「マルチプラットホーム」という理由もあったりとかなかったりとか。


2003年3月17日の電波状況

雑記

あ、こないだかってきてもらったもの。

まだインストールしただけ……。

確定申告完了。昨年は全然原稿かかなかったから、もどってくるのはちょっぴり。

自動車の免許証の更新処理完了。待ち時間のが長かった……。


2003年3月18日の電波状況

中古販売とか

それはびみょーに事実誤認かと。判決前どころか、ファミコン時代からずっとゲームソフトの中古販売はありますけど、某団体がいろいろうるさくなった関係で、それこそその辺の商店街の目をつけられてないような小さな店でしかやらなくなっていたわけで。

判決後、大手小売りが明快に中古OKということで動いたっての、ご存じないですか?例えば、TUTAYAが中古ゲームソフトの買い取りと販売をはじめましたし、かつての中古販売の雄、SOFMAPも、止めてたコンシューマ系の中古買い取り・販売のライン復活させましたし。

あの裁判は、結果的に薮をつついて蛇をだしたってのが通説だと思いますです。


2003年3月19日の電波状況

中古販売とか

過渡的な現象……っていいかたはどうかと(^^; あれは業界団体自体は大まじめだったとは思うです。

自粛ムードって言い方には違和感ありますね。あれは業界団体は、明快に「中古ソフト販売は違法です」というキャンペーンをはって、マークもつくってがしがし販売店に圧力かけまくって、で、実際に SOFMAP とかはやめたわけで。それは「自粛」じゃないでしょうと私は思うのです。

裁判前後の経緯はこんなかんじだったかな?

  1. 業界団体が中古撲滅キャンペーンを大々的に展開。曰く、ゲームには消尽しない頒布権が存在する
  2. 文句を言っても中古販売をやめない店舗群が存在。
  3. それらの店舗は法的に中古販売が問題になりえないことを主張。 曰く、頒布権は消尽している
  4. 法にうったえてみたら「法的に問題なし(権利は消尽している)」ということになった。
  5. 業界団体は中古撲滅キャンペーンを撤回。
  6. 中古販売を行ってなかった店舗が新規に開始、もしくは以前は行っていたが中断していたところも再開。

……やっぱり藪蛇でしょう(苦笑)。もちろん結果論としてですが。

ちなみに真っ向から対立路線を捨てる気はさらさらないようで、法改正への圧力で動こうとしてるようです。端的に言うと絶対的な頒布権の要求ですね。世界的な趨勢は「頒布権はあらゆるものに設定するが、同時に販売により消尽する(ファースト・セル・ドクトリン)」です。ということで「頒布権よこせ、ファースト・セル・ドクトリン却下」というわがままな意見は通らないに一票なのです。

本についてですが、新古書店については、かなりいいがかり度高いと思います。各種問題が生じてるのは事実ですが、それは著作権のしばりで解決するような問題でなくて、根本的には業界内部のモラルハザードを含む、現状の書籍流通システムの構造欠陥が引き起こしてるものでしょう。あと、この方面は、下手につついてると、「『再販制度』の崩壊」という「蛇」がでてきかねない罠。

本の貸与件の要求については、事実上のレンタルと同等になっているのが現状だと思いますし、一般的にみても妥当な要求で、認められやすいのではないですかね。新古書店問題とはベースになる権利の性質が違うので、まとめてあつかうと危険です。こちら関連では、ゲーム方面業界は慎重かつ確実に物事をすすめていて、いわゆるネット喫茶系でのゲーム機のレンタル利用についての合意がとられて、それでの運用がはじまる、という話がつい最近ニュースになってたかと思います。

まあ、このあたりは、お金と政治と技術とがあいまっていろいろ悩ましいところではあるのですねぇ。コピーが容易でない状況は少しばかり簡単で、実際、↑で話題になってるコンシューマのゲームソフトも書籍も、コピー困難だからこそ「ファースト・セル・ドクトリン」概念で運用可能で、そうあるべきで、事実そうなのですけど、PC用ソフトウェアのほうはなかなか……。そもそも高橋さん的には、ここ(PC用ソフト:狭義ではえろげー)が気がかりなんですよね?この前提条件が違うことをふまえないと、下手に同調しても多くの(購買者の)共感はえられないですよ。ちなみに CD 関連の問題も一応これがネックではあります。

日本はこれでも比較的モラルが高いので、価値的に妥当だとみなされれば買われる傾向にはあると思うので、まずは法に頼るより先に企業努力(品質向上・価格低下)はあるべきかなとは思います。大変ですけど。あ、CD問題は、日本では、ここが圧倒的に足りてないのが現状だと思われ。あとは、安易にネットを敵とみなさずに、逆にネットを利用した防御手段を技術的にがんばってどーにかするのはまじで検討するべきなんでしょうね。もちろんクオリティは落とさない&ユーザの手間は極力とらない方針で。 PCソフトでもビジネス系はもともと「ライセンス販売」をしてたわけですが、最近ではネットを利用してライセンスを確実に締結し、ライセンス違反は排除する方針に徐々に移行しつつありますね。MSのアクティベーションとか。

著作権的にモラルハザードおこしきってる、というかハザードおこすようなモラルがそもそも無い隣国ではもうパッケージ流通はあきらめて、ゲームのスタイルからして全面ネット移行してるそうですな(苦笑)。ソフトハウスの中の人も大変だな。

自分の作ったものはどういった「ライセンス」のもとに公開するのか、というのを、著作権法の基本理念を鑑みた上で、考えてみるのはいいことかもしれないですね。立ち位置を明確にする意味でも。

雑記

新作でじこの放映時間は9:30 a.m. からですよ〜。朝ですよ〜。なにげにアニメ激戦区で、裏はフジテレビが「鉄腕アトム」ですね。 8:30 テレビ朝日:明日のナージャ 9:00 フジテレビ:金色のガッシュベル 9:30 テレビ東京: デ・ジ・キャラットにょ が本命ラインかと(そうか?

今週末は、土曜夕方〜夜:すのうてっくin秋葉→ジョナとかでまたーり→土曜深夜〜日曜早朝:音系の徹夜宴会in秋葉→一旦帰宅→シャワーあびる→でじこ見る(ぼけてた。まだだよ(苦笑)。GAっすね)→パーツ集めin秋葉→某姐さんのマシン組み大会と強行軍確定……ってほとんど秋葉だよ(苦笑)

ライア─から封筒キターって、FC登録完了じゃなかった(苦笑)。アンケートはがきおくったから初回購入者への特典のテレカでしたとさ。ふぉくしー&めるくりうす

うにゅ。 お仕事がんばってください(謎) m(_ _)m 。というか DB 部作業をもうすこしちゃっちゃとしないと(汗)。すみませんです。放流物のほうは、私、まだオリジナルを全然プレイしてないのでとりあえず保留……。あ、どうもこの2日ほどで、それを目当てにしてるっぽいML入会者が 2,3名いるようです(笑)。あと、f.r.g.v.c でもなぜか話題に……。

Mac OS X 用のそれ系のノウハウもちょっとはたまったから、 XLVNS に反映とか、わっふるへのノウハウフィードバックとかしておきたいところなんだけど余裕がなくて何もできない……。


2003年3月20日の電波状況

著作権のバランス

はげしく話が発散してもはやお互いなにがいいたいのかわけわかな気もしますがもうすこし。

業界(およびそれに含まれる自分)の権益を主張すること

これは誰も否定しないと思います。むしろ当然の話でしょう。ただ「現在業界団体によって行なわれている主張はあまりにバランスを欠いていませんか?」というお話。

では、はたして、どうバランスを欠いているのか?この判断は難しいところなのですが、いくつか参考になるポイントを。

日米の比較を超おおざっぱに行なうとするとこうなります

「あることによるバランス」と「ないことによるバランス」という差はありますが、両方バランスはとろうとしてるわけです。

中古ゲーム裁判は、ゲームに対して「(映画として)頒布権がある」を主張したものでした。都合の良い部分だけを「ある」ことにしたかったわけですが、裁判の結果は、頒布権自体は認定されたのですが※1 、「それは消尽する」とされ、結果的に中古販売はその頒布権の範疇外とされました。

現在、著作権関連は、実情(技術上)としては利用者よりバランスが傾いていて※2 、法的にはそれへの反発もあってか権利者よりにバランスを傾むけようとしているせめぎあいです。このせめぎあい自体はあって当然でしょう。だからといって、一気に権利者に圧倒的有利の状況にひっくりかえすのが果たして正しいことといえるのか? というわけですね。

私見では、例えば書籍への貸与権の適用は、比較的バランスがとれたものだと思います。おそらく多くの消費者の納得と賛同も得やすいでしょう。対して、強力な頒布権の設定およびそれにともなう「中古販売の禁止」は、それ単独ではバランスが傾きすぎると思います。消費者の納得を得るのは相当困難であり、「『フェアユース』の概念を日本でも導入するべき」という意見がカウンターであがってくるのもうなずけるところです。 ※3

著作権法を改正する権限を持つのは、間接的であるとはいえ、やはり有権者=消費者です。味方にとまではいいませんが、少なくとも敵にまわすのは得策でないですよ。著作権法の改正を行なうためには、当然、各種委員会及び、国会での審議が必要となります。以前は、これ自体が密室での出来事であり、改正案を作る人の良識にほとんどすべてがかかってるといっても過言ではなかったのですが※4 、現在はその全課程が誰にでも即時参照できますから、あまりにアレなことをしようとすると、だれかが騒ぐことで、それに影響を及ぼすことができます。今って著作権法のにわかマニア多いし(俺モナー

あと、法律レベルまで影響が及ぶには時間かかりますし、反映されるとも限りませんが、少なくとも、消費者をないがしろにするような発言と行動は、またたくまに千里を走って売り上げに反映されかねないですね。Janus さんがおっしゃってるのはそういうことだと思います。

まあ、個人的には、「中古販売ごときで屋台骨ゆらぐような状況ってどうよ?」という感覚のが大きいのかもしれず。

なにやらメールで教えていただいたのですが、出版方面では、 「書籍流通の理想をめざして」というシンポジウムがあったんだそうで、このコラム自体は、結局なにがいいたいのかよーわからんというか、 BookOff の偉い人が具体的にどんな発言したのかのほうが興味津々だったりとか ※5 、そういったことはさておいて、まあ、なにかしら考えて動こうとしているのかなという気はしないでもないです。

さてさて、それでは我らが? ゲーム業界、ひいてはえろげ業界はどうなのでしょうか? 正直よくわかりません。でも考えてるようには見えません(苦笑)

まじめな話、現時点での「中古販売禁止」の導入がメーカーにとってプラスになるって、本気で思ってる人います? 私にはプラスになるロジックがどーがんばってもくみたてられないのですよ。

しみゅれーしょーん!! 中古販売が一切禁止になりました!!!

  1. それだけの金を出して買おうとも思えないので新品だと買わないなぁ→売り上げ変わらず
  2. グッズ目当てで余分に買ってたけどやーめた→初期売り上げ激減
  3. 値崩れしてワゴンになったら買う→小売り被害甚大→仕入れ減らす→やっぱり売り上げ減
  4. 金だしてまでは欲しくないけどもらえるならもらおう→コピーユーザ増加傾向

うひー。「新古品だけ制限」としても状況はあまりかわりません。秋葉の中古のPCショップにはまだ発売日なのに「中古品」がずらりとならびますが、あれって結局「グッズのおまけ」がうりはらわれてるわけで‥‥

短期での中古扱い禁止→ネットオークションに流れる→ネットオークションでも禁止→買うのやーめた→中古で買ってた人もその値段ならやっぱ買わなくていいや→売り上げ激減→マズー

低品質の商品比率が高い状態で、中古市場存在とセットになった「グッズの抱き合わせ販売」という異常なバブル状態に陥ってる業界から中古をぬきとっても、やっぱり市場縮小スパイラルしか見えてこない罠。

や、こりゃあ、法律でどうにかしてもらおうってのんきなこと言ってる場合じゃないですよ、旦那。じゃあ、どんな方法論がありうるのか?という話は気がむいたらそのうち考えてみるかもしれませんってことで今日はここまで。というか仕事しろ→俺


※1:これ自体に疑問を抱く声もあるだろうがそれはここではさておく

※2:コピーや中古入手が容易ということ

※3:「『フェアユース』は日本の著作権法にはない」という一面だけをみた反論はアレです。頒布権が無いところに頒布権をひっぱりだそうとしているのに、それと対になるものを持ってくるのは認めないというのはずるいです。

※4:国会議員のせんせーが著作権をわかっているだろうか?

※5:コミックマスターJ の次回とか楽しみだよね

Ever17

にゃ、 苺電波読本7が公開されたらしいです。私もすっかりわすれてましたよ(苦笑)

fj で話題になってなかったら思い出してなかったと思われ(ぉ

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