献本キター。
というわけで、来週 12/19 には本が出るらしいですよ?基本的には、宮本さんと、山田さんの本で、私は誰でも書けるようなとこをちょこっと書いただけなんですがー。
まだ情報ページはないんかな。とりあえずよろしくなのです。
そういえば CD-ROM 版の発売今日だっけ(謎)。ガクガクブルブル。
さて、まだ案件としては続くのですが、まずは一段落したのでつらつらと。お疲れ様でした>関係者の皆様。
役に立ちすぎです。というか、いなかったらはたしてどうなっていたことやら(大汗)……。スケジュールおさえたかいがあったというものです。ありがとうございます m(_ _)m
そしてまた体調を崩しそうな某氏、すまぬ(汗)
こちらこそどうもでした >お誘い以下略。ほんと人の出会いは大切ですね。個人的にはこの件での私の最大の功績は、あなたをスカウトしてきたことだと思ってたりします(苦笑)
私信おしまい。
なにやってたかっつーと、情報解禁はもちっと先なので、具体的には出せないのですが、よーするにゲーム?(謎)を作ってたわけなのです。
話があったのはだいぶ前ですが、事実上まともに企画が動き出したのは先月の10日の某所での会議から。ということで、それまでの準備もけっこうされてはいたのですが、本格的な作業は 一ヶ月ちょいです。この期間でこれだけ組み上げてるのは、けっこうたいしたものだとおもいます。逆に言うと、人材と資金が十分投入できれば、この期間でこれだけのものがつくれてしまうんだなぁと(^^;
さてさて、こういった短期集中の案件の場合、開発体制の基本は「情報の集約と共有」になるわけですがが、今回は「ほぼ全員外注で自宅作業」という、これとは相反する状態。これは、ネットとツールを活用することでなんとかのりきりました。
連絡手段 | メーリングリスト + IRC |
情報集積 | FTP |
作業共有 | CVS |
各作業のステートを、箇条書きスタイルでまとめて ML に流して、常時デッドラインを意識させることで、作業の遅れを極力回避させました。これはそこそこ有効に機能していたようにおもいます。ホントはこれは、マネージャの仕事で、システム屋の領分ではないのですが、今回の場合は出来る人がいないようだったので、私の独自判断で実行しました。今回の件で某社の見習い某氏がやり方を学習してくれたと思うので、これは次からはまかせられると思われます。
スケジュール管理的なシステムを準備するってのもありなのでしょうが、個人的には、メールでひたすら周知するほうが確実だと思ってます。や、私がメールしか見ない人だ、ってのもあったりするけどナー(爆)。もちろん、その分、全体を把握する人の責任と能力は重要になってきます。あと、メールみない人がいるとはまるな(苦笑)
「全員外注」だからといって、いちいちクライアントを通して作業の確認をとっていると、タイムラグでどうしようもなくなります。そこで、コア作業してる人は全員、IRCの同じチャンネルに入ってもらって、常時全員が直接連絡をとりあうことができる体制を組みました。ちなみに、クライアントは、発言しない限りそれについては異議無しと見なされます(笑)
各自の開発用の開発作業とは関係ない連絡も(例: パッケージの発注状態や WEBページ作成の連絡とかその他もろもろ)もぼんぼん飛び交うわけですが、むしろ各自が全体を把握する点で効果的となります。おー、この人はいまこんな作業してるのかーってのがよくわかります。
今回の場合、システム屋がおもいつきでちょろっと足してみた機能サンプルつきでこんなんできましたけど、と出したら、気がついたら、スクリプトでその機能ががんがんつかわれてたりとか、スクリプタがこんな機能ないすかーと叫んだ10分後に実装完了してたりとか、絵師さんがラフのころからいろいろ絵を出してきて、みんななごんだりとか、いろいろありました。最終日にイベント絵がなんか1枚増えてて、それをきっちりスクリプタさんが組み込んでしまう、ってのも、こういった体制でないと無理な話です←や、それはそれでどうかと(苦笑)
まあ、このあたりは、同じ職場でみんなが机ならべてたら、その場でちょこっと歩いていって伝えたらすむ話ではあるのですが、ネットを介しておくことで「依頼をみんなが認識する」「空間的時間的制約から解放される」という+αがあるので、多人数がかかわる開発ではメッセージツールはやっぱ重要だと思います。
企画書からはじまって、各種素材、シナリオデータ、PSD ファイル、WAVファイル、パッケージのデータからマニュアルのデータまで、必要な情報は全て一カ所の ftp サーバを介して収集してやりとりしていました。個別間でやりとりするのも可能ではありますが、手順が煩雑になるので、こういった「手段の一本化」は案外重要です。関係外の素材をみなでシェアするのは怖いというのはあるかもしれませんが、そこは守秘契約と信頼でカバー(苦笑)。
スクリプト作業用には CVS も活用しました。システムそのものの開発は、以前から CVS を使っていて(あたりまえ)、システムを触るプログラマはこれをつかって作業を共有しています。これと同様に、「ゲーム実行環境」も CVS 上に組みます。素材と実行ファイル、スクリプティング作業用のツール全てを登録します。スクリプタはスクリプト作業はこれにつねに書き込みますし、システム担当は、最新システムを常に登録して、常時「実行可能状態」を維持します。
この方法自体は別件で以前ためしてうまくいったので、今回も同様にしました。こういったゲームの場合、巨大バイナリが大量に登録されることになるので、遠隔だとアレな気もするのですが、いまどきみんな ADSL以上の回線速度をもってるので、これでけっこうどうにでもなります。作業状態の同期を全員が確実にとれるのは重要です。
今回は、プログラマ諸氏と、あと、スクリプト担当の人だけで使っていたのですが、最終的には、素材作業してくれていた某氏にも使い方を覚えてもらって、スクリプトの誤字修正作業に活用してもらいました。次ある場合は、素材登録からなにから全部まかせるのでよろしく(笑)。
本当は絵師さんやら音屋さんにも使い方おぼえてもらえると良いのですが、なかなかそこまでは難しいです。なぜかってツールが全然洗練されてない(涙)。今回はスナップショットを毎日あげることで CVS を使ってない人がシステム状態を確認するのに対応しましたが、これは規模が大きくなるとつらいでしょうね。シンクロツールの使い勝手の良いものがほしいところです。ボタン一発ぽちっとな、で最新環境維持。
反省点その1。私にかなりの作業が集中して死にかけてました(汗)。素材を作るフローと要件がきちんと組めてなかったので、UI用の最終素材化作業を基本的に私がやってたのですが、これが案外つらかった(汗)。かといって今回の場合は別にふるわけにもいかず。あと、その素材の組みあげも課題です。デザイナーとシステム屋がやりとりして決定していくわけなのですが、最終的な作業はシステム屋の作業になるわけで……これが案外でかいのです(汗) 全面的にFlash / HTML での記述を考えたほうが良いのかもしれないけど、それはそれで表現上の機能が不足する問題が……。頭が痛いところです。
反省点その2。関連して作業フローの準備が全体的にいまいち。作業フロー構築は、試行錯誤的な部分があるのでなかなか一気にはむずかしいのですが……。立ち絵作業や背景作業は、ある程度流れがかたまったので、それをドキュメント化して、それにしたがって作業してもらいました。そして遭遇するフォトショップの不具合っつーかイヤな仕様! ツール活用のノウハウなど、ナウレッジの蓄積は重要な課題です。あー、誰か、レイヤ構造で組み上げた画像データをパーツ化する良いツールしりません? (苦笑)フォトショップのスライス機能はいまいちすぎ。
反省点その3。セキュリティなさすぎ(爆)。ぶっちゃけ、irc とか ftp とか、だだもれのメディア使ってるのは実はダメダメです。でもでも、このあたり、 (操作が)こなれたツールが全然ないんだよぅ(涙)。LAN だと気にしなくて良いのですが、みんなして自宅作業ってのは大前提になってまして……。
うーん、プロジェクト単位で仮想 LAN 組んで、ファイル共有用のサーバと、連絡用の IRC サーバ、他 Wiki とか掲示板をそこにたてて、作業者には、個別にアカウントくばって自分のマシンには FireWall たててもらった上でその LAN に VPN 接続してもらう、ってのが妥当な解決方法かなぁとか思案中。そうすれば、普通にエクスプローラでいつもの手順でアクセスできるし、セキュリティ的な面は、全部 VPN がかぶってくれるし。だれか良いアイディアとか、いいかんじの構築例とかあったらおしえてください。クライアント環境は Windows で。
もひとつあった、反省点その4。バグトラッキング。ちゃんとシステムたててなかったので、テキストでのレポートをいちいちまとめてもらってました。と登録とトラックができるだけのものでも一つあればだいぶ効率が違ったとおもいます。次までには準備しないとダメですね。
SoftEther。使えるかも。とりあえずドキュメントよんでみやう
なるほど、激しく使えそうだ。(現時点で)Win でしか使えないようですが、まあ、そのあたりはどうとでも。
構成的にはこんなかんじでいけるかな。
これでプロジェクト毎に 仮想的に LAN をぼこぼこっとあげた上で、それぞれに必要なサービスだけをそこに対して見せることが可能になりますな。ばちーり。
VMWare の仮想ネットワークインターフェース使って、仮想マシンに VPN を頑張ってもらえばこんなことできるよな。でもそれはあんまりにも大ナタだろーってところで、なんかそういったことできる (仮想的な単一のネットワークに対してインターフェースが2つくっつくことができれば、あとは親のほうでどうにでもなる)仮想ネットワークインターフェースおちてないものかとおもって探して発見したのでした。しかも VPN の部分やってくれるし!
ファイル共有は、CIFS は、Windows では共有別のアクセス制御とかの芸当ができないから、プロジェクト毎に提供元のマシンを分けてしまうか、 UNIX 上の samba で提供するかってことになりそうっすね……って、アクセスしてもらう各自は、各自の防衛用に仮想 LAN の口で FireWall あげてもらうことになるだろうから、そもそも CIFS は自動的却下か(苦笑)。 FTP か WebDAV ですね。
最近買ったもの。
のだめの5が近所の本屋になかった(涙)。護くん、は、どっかすごいってことは全然ないんだけど、普通によめるんで、いろいろ変なのよんですさんでる心用の清涼剤ってことで。
うに、Trafiic 3 っすか。やっとヨーン君の話なのね(苦笑)
Flash って、フレームとばさないのか……(汗)。困るな。
おー、ばっちり動きますです。すばらしい。しかーし、私の目的的には一つ問題が! 仮想LANカードが1枚しか持てません。何枚でもぶっさせるようにしてほしいところ。技術的にはこれだけできてるなら、面倒なだけで困難では無いと思うので、要望したらできるようにしてもらえるかな?かな?とりあえずたのんでみようそうしよう。
ちょっと顔合わせ会合をセッティングした関係で秋葉。
とりあえず買い物。
のだめ最高。おもしろー。
水沢めぐみさんの漫画を買ったのはかなりひさしぶりな気がする。ちょと評判よさげなのでげっと……なるほど(笑顔)。これは良いものですにゃ。
ドールマスターも最終巻ですな。良い作品でした。
で、打ち合わせに末席ながら参加。いろいろおもしろい話は伺いましたが、さて、実際のところはどうなるやら(^^;
今、いわゆる「ライトノベル」の売り上げの趨勢を握ってるのは、やっぱ「ネットでの話題の連鎖」なのだそうで、「いかにして話題に上るか」ってのはどちらも苦労されている模様。基本的には良いものつくるってことにはなるのでしょうけど、まず手にとってもらわないことにはねー。
終わったあとちょと飲みとか。鳥ウマー。お酒もウマー。おつかれさまでした。
しかし、俺の非力な腕力でも「お姫様だっこ」できるんだなぁと自分で自分に感心(謎)。まあ、単に軽いからなんでしょうけど(^^;