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電波…とどいた? 200408上旬/中旬/下旬

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2004年8月11日の電波状況

雑記

今週末はもうコミケなわけですが、なにも告知がないのはまだ物があがってないからだったり……。今日か明日にはなんとか(汗)

げーむえんじん

新版の追加実装作業が遅々としてすすんでないからいまいち書くネタなし、ってのも寂しいので最近やってるトピックなどを。

開発中はやっぱ PSD がそのまま使えるべきだろうってことで、 PSD データのまま+基本的な加工手順(拡大縮小とか)をDBで保持できるような仕組みを考え中。PSD をうまく自動加工する手順を確立しておきたいところなのです。なにかしらのライブラリによるものと、あと、Script で PhotoShop を制御してしまうパターンと両方できるといいなぁ。

データ定義処理をスクリプトから追い出すために DB 処理部かきかき。 sqlite で DB 化しておくと、PHP とかでデータエディタつくれるのよねー。一瞬全部 sqlite でもいいかーとか思ったのですが、sqlite は大きいバイナリを扱うのが苦手な罠。ぐは。とりあえず Berkelay DB にでもつっこんどくか……。でかいデータはどうせ名前でひくんだから、アーカイブのライブラリがきれいに整備されたらそれにいれたらいいんだよなぁ。

システム制御言語として Luaの採用を決定。現在あるオリジナルの制御系は新版では廃棄予定。多数の人が使ってメンテされてるものにのっかるのはやっぱ基本かなぁってことで。単独スレッドによるコルーチンな処理系なので、現行システムとの相性は良かったりします。現行システムではオブジェクトの wait を行った時に「スレッド」の切り替え処理を行っているので、その部分で、lua のコルーチン制御の yield をよんでやるようにすれば問題なく実行中断してくれるので別の「スレッド」に制御が回せるはず。たぶん。

ただ、操作対象になるオブジェクトのインターフェースで悩み中。オブジェクトの参照自体は Lua の userdata で扱えるわけですが、オブジェクトの操作メソッドの口をどうすりあわせるべきか……。他の機構ともシェアできるように一般的に構造考え直すか、 lua 専用の口をつくる(Lua の CFunction の口で実装してしまう) のか試行錯誤しながら思案中。

あと、現状の、フラットにオブジェクトが new できてしまう体系はわけわからなくなりがちなことがわかったので、廃止して、DOM 的に、階層化したオブジェクトツリーから、メソッド呼び出しでのみ新しいインスタンスを生成可能にする方針でいこうかなーとか。

本当は Active Script Host にも対応できるとおもしろいんだけどこれは基本的にマルチスレッドなシステムを前提にしてるので現システムと相性が良くありません。というか、ちゃんとスレッドセーフに組めてないので仮に組みあげてもどハマリするだけなのですがー。

swf 形式の詳細を調査。案外単純なことが判明。

「だけ」の実装なら現行システムのレイヤ系にわりと簡単にのせれそうな予感。モーフィング系も一部はそんなに手間かけずに組めるかな? これだけあればパタパタ系のアニメーションはかなり再現可能なはず。ボタン系も実装できればUI記述にも転用できますね。 swf はエディタが存在するデファクトスタンダードなデータ形式なので、採用する価値は実はかなり高いのです。 Flash MX はかなり使いにくいんだけどね(汗)。サウンドデータ形式、 mp3とADPCMだけじゃなくて ogg を標準サポートしてくれないかにゃー。

2004年8月13日の電波状況

雑記

祭り初日です。34度で真夏日らしいです、みんながんがれ。私は今日まではまだ仕事してます。書類作業(涙)

そしてようやくできた表紙(ぉ。中身は Hos さんが絶賛編集中……。明日中に残りカットかいてコピーコピー。

苺電波読本10

8/15(日) 東J 40b 苺電波部 です。


2004年8月15日の電波状況

こみけ

終了〜。おつかれさまでした来てくださったみなさま、ありがとうございました。

今回は動かないはずだったのになんかいろいろ帰りの鞄が多い罠(汗)詳細は明日。


2004年8月17日の電波状況

雑記

わりとへろへろ(汗)。コミケの次の日に仕事会議はちとつらかた……。

雑記2

BGV におりんぴっく中継とか。おー、わー、すごいー<体操みてる

こみけ入手物とか

……どこにもいかないはずだった割にはあるな(汗)。わりと椅子でぐったりしてて、東123からは足をださなかったんですが(苦笑)

イワえもん追討本かよ(苦笑)。しかし、すごい慕われっぷりだよなぁ思い出の美化ってのはあるのかもしれないけど、それをさっぴいてもかなりかっこいいかも(^^; 人の顔がおぼえられない私には到底不可能な技だ。

トキノタビビト、ああ、紅涙先生がたいへんなことに(笑)。ぎんさんの作品はなんか心をはれやかにしてくれるよね(そうか?。あーちゃー可哀想に……。

ほかはまた追々。

美少女ゲームの臨界点

HajouHakagix:美少女ゲームの臨界点、かなりおもしろかったのです。P109 の更科さんの発言にウける。あと「Fate」を評して「銀英伝」ってのにわりとなるほどとか。本の構成としては対談部分は後にまわしたほうがわかりやすかった気がー。

基本的に葉鍵月+元長作品に視点がよっちゃってるので、わりとこれだけをみてそんなものだと思ってしまうとあんま良くないかも。「美少女ゲーム」は総体としてはもっと広いものだと思うのです。かといって周囲まで全て網羅するのは到底無理ってのが難しいところ。

ついでに、今現在、このジャンルがちょっと前までわりと担ってた二次創作的な最先端は、まわりまわって、匿名のままで皆でよってたかってなにか作り上げるあの場所が、一番進んでしまった感が無きにしもあらずでして、全体的に「古い」ものになってるような気はしなくもないかもー(書いてて自分でもやや意味不明)

ぽろぽろ気になったとこを。

インターネット的には、ToHeart の爆発的なヒットに関連して fj の一連の議論とかがかなり強烈なものがあったと思うのですが、そういった話はでてきてません。唯一名残として最強の論客であった鬼塚さんのページへのリンクが。ちなみにfjは私自身のこの方面への入り口なのです。

「Sense Off」をきっかけにした元長氏の「発見」の流れには、Web日記方面からのトリガがけっこう強かった――「とらいあんぐるはーと」の「発見」と同程度には――と思ってるのですが、そういった点の視点や記述は見当たらないかなー。あ、ひらしょーさんの日記へのリンクめっけ。……google で「sense off 感想」で検索してトップなんだな(苦笑)。個人的にはここには、まず、 Sense Off メモリンクがのらないとあかんよなと思ってしまうわけで。もうリンクぼろぼろ切れてしまってるけど。

追記。なるほど、しょせん私も近視眼的ではあるわけだ(苦笑) 上の fj もそうなんだけど、「他の道」がどうしても漏れてしまうのはしかたないことなのかにゃ。逆にいうと、こういった他の道がたくさんあった作品こそが真の意味で口コミに成功したといえるのかもしれず。

個人的には、BBS のような「場」の口コミ効果に対して「個」の口コミ効果、「この人があそんでるから俺もあそぶ」のほうが強くなってきたことの現れだとか思ってたりするのですがどんなもんでしょね。もちろん、fj や Nifty に取って代わった 2ch系BBS とかの集約する場やコミュニティはその後ろにがっつりひかえているわけなのですが、少なくとも発見までの課程は、個人的発言の連鎖という「ゆるやかなコミュニティ」によるものだよなと。

「月姫」の盛り上がりの流れをみるときには、その前段階として「偽春菜」が下地をならしていたのは無視できないと思っているのですが、年表にはしっかり項目があがってるので、この年表つくった人はわりとわかってると思いました(笑)。あれによって「非商業作品に対して二次創作を展開すること」に対する違和感のようなものがかなり薄くなっていて、そういった空気の中で、一部の同人作家群(その時点ではKanon 系で同人誌を出していた人たちの中の一群)が先陣を切ってから、あとは雪崩れだったと記憶してます。あそこでのブレークがなければ、月姫は「話題になっただけ」で終わっていた可能性もあるでしょう。

年表だと「13『月姫』が登場した背景」でふれられてることで、あの年は、同人化できる作品――元長氏がいうところの「二次創作可能性」の強い作品――に対する飢餓感があって、そこにタイミング良く飛び出してきたのが月姫だったわけですね……ぶっちゃけ AIR じゃあんま同人できねーよってことかもー。

どんなに良い作品でも、消費者の目にふれないことにはブレークはありえないわけで、「ほしのこえ」もなのですが、あの作品の爆発的なヒットは、「従来出版の広告効果が、ネットの広告効果に追い抜かれた瞬間」だったのかもしれません。このあたり以降、わりとそれを意図的に使おうとする動きも顕著で、成功例としては、元長氏もふれてましたが君望とか。でもマブラヴは失敗したぽ。Fate はもちろん大成功。あ、「任意ラジヲ」も(ぉ。まあ、あれは突然変異種な上に進化の袋小路で先がないんですがー。

全体的に「美少女ゲーム制作者」な元長氏は浮いている印象をうけました。

しかしあの論の意図は単純にはっぱをかけてるのか、引退宣言……にしてはわりとやりかけだし感もあるし。もしかしたら Visual Arts のシステム は物足りなかったのかなぁとか邪推したりも。個人的には元長氏は、小説より、ゲームのコンセプトを立てる能力とゲーム用のシナリオを書く能力のほうにこそ期待しているので、がっつりゲームつくり続けてほしいのです。きちんとしたエンジンができて(年内目標)、業としてのシステムもくめたら(いつになるか不明)、資金準備してスカウトにいこう、そうしよう(ぉ

わりと「ToHeart 以降」の人が業界内部で力をもってきはじめてる気はする今日このごろ、ジャンルとしては衰退をしても、決してなくなることは無いと思うのです。


2004年8月18日の電波状況

雑記

メンテナンスがめんどくさくなってきたとか他いろいろの理由から、 PCルータをやめて、別途専用のルータを導入しました。部外者(来客)用の LAN を社内 LAN と完全分離する必要性から、LAN が 3 系列あるものが必要で、その中でわりとコストパフォーマンスよさそうだし、VPN 系もそろってるしということで YAMAHA の RTX1000 を選択。

YAMAHA だから設定がコマンドラインか。カコイイ。マニュアルとにらめっこしながらふにふに設定。とりあえず最低限の設定は完了してリプレースも完了。VPN 接続も確認。

もう一つの目的として「UPnP 技術開発のテストベッドが欲しい」というのがあったりして。で、マニュアルみるけどどこにも書いてない。あれ? ってことでページをみにいくと、ファームをアップデートしないといけないらしい。最新のファームに更新。

更新したはいいけど、どうやったら有効になるのかが謎でしばし悩む。結局 8 系列のファームのリリースノートの最初の版にコマンド解説があるのを発見。マニュアル全面改訂しろとはいわないけど、一応最新ファームではどういったコマンドが追加になっているのかの一覧だけでもマニュアルのところにおいておいて欲しいなー。ちなみに upnp use on で有効化でした。

お、「マイネットワーク」にルータがならぶようになった。ついでに web ベースの管理画面も有効になるのか。軟弱だ(ぉ。 Messenger の接続が自動的に外から中にポート接続をかけてくれるようになった模様。これで LAN 内の全員が各種ツールが自在に使えるようになるわけか。ああ、これはたしかに便利ですなぁ。

想定してるのは P2P 系も併用できるアップデート用のシステムだったり。


2004年8月19日の電波状況

雑記

なんかやってるらしいということでひさしぶりにたん清ランチ。ウマー。こやまさんとかここのんとかとよぴーとかも来たり。ゆきのんは来るっていってたのに寝坊……。わりと繁盛してました。みんなちゃんとチェックしてるのね。

らのべとえろげ

お察しの通り、ほとんど触れられてないです。えーと、巻頭に「文学的想像力と物語消費の交差点」という作品マップ(縦軸:時間、横軸:まんが・アニメ的リアリズム←→ゲーム的リアリズム)というのがあるのですが、そこにえろげ作品とまざってライトノベル、まんが、アニメなどのタイトルが配置されてたりはします。

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