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電波…とどいた? 200201上旬/中旬/下旬

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2002年1月12日の電波状況

君が望む永遠

もうおとといですが、天川さんエンドも無事完了しました。ちんまいってのはさておくとして、ずるいシナリオ展開ですなぁ。扱っている題材が題材なだけに、評価はわかれそうな気がします。あ、君望でちょっと泣きそうになったのは、結局、このシナリオと、あとは水月エンドの最後の絵本の部分だけでした。とりあえずそういう破壊力はあったってことでー。手紙が再開した時点で、もう裏で何があったか基本的にわかっちゃっいましたので、シンクロしきれなかったのはちょと残念ですな。あと、プレイ中思った細かいつっこみ点は無粋なのでパスすることにします(^^;

さて総評……の前に、関連記述部一覧。

2001年の商業作品最大の話題作にして、代表作といって良いでしょう。特にプロモーションの方法論に与えた影響は非常に大きかったと思います。

内容的には、完成度としては「普通」の作品だと思います。特にこれといってすごいという所はあまり無いし、逆にこれといって悪いというところも無い。製作スケジュールの都合からか、クオリティにばらつきがあったり、たち絵などの要素が弱かったりとかしますが、業界全体からみれば高いレベルで完成していたと思います。

商業戦略的に見ると、これはあまり良くないかなーという点が幾つかありました。一つは茜シナリオの構成が良くないし、茜というヒロインの魅力が(そのお話の都合により) だせていないこと。もう一点は、まなまなエンド(苦笑)。これ自体は私は嫌いじゃないんだけど、作品の空気からはちょと逸脱度が高い気がしました。つまるところ、各ヒロイン扱いの差がやたらでかい。まあ、こういった部分は、おそらくメーカの自己主張でもあるので、はずすわけにはいかなかったのだろうとも思います。どのシナリオを最後にするかで評価がけっこう変わるだろうという意見をけっこう目にしましたが、実際そうだと思います。

ちょっと追記。要するに作品が一貫としてなくて「まとまりが悪い」ってことですね。それゆえに「大作」になれなかったってことで。

キャラクタの魅力という点では、あゆあゆ、それから健さんが一歩抜きん出ていたでしょうか。水月、それから茜は、シナリオ的にはずれくじひかされてましたね。ちょと可哀そう。逆にすごく得だったねっていうのはやはり遙ですな。いろんな側面を見せつつも、芯の強さというものがきちんと強調されていましたとさ。

さて、主人公のへたれっぷりにはかなりむかつきながらプレイしていたわけですが、この作品のばあい、むかつき度をあげるためか、「主人公が選択した通りに動かない」という部分がかなりありました。というか、ほとんど(苦笑)。これは従来のこの種のゲームの文法からあきらかに逸脱しています。基本的にこういったゲームの選択肢は、ロールプレイな楽しみかたをするための補助として存在する (こう選択したのだからこうなのだろう、という想定のもとで、それを楽しむ)ものなのですが、それをあっさり裏切ってるわけで、むしろ楽しみ方としては「裏切られた変な感覚を楽しむ」という方向にもっていかれていたのだと思います。

これは、同じように主人公がへたれている「PureMail」とか「継母調教」とは「ゲームとして」本質的に異なる点でしょう。これらでは選択肢の原則(プレイヤーの意思決定手段)は健在です。(特にPureMail のほうは分岐発生の上で重要かつ厳密な意味をもっています) シナリオの内容うんぬんではなく、「ゲーム」としての作品の本質に関わることなので、単にうじうじしている内容だからといって「欝げー」という単語のもとにひとくくりにするのは乱暴だと思います。本作には、いろんな意味をこめて、「フェイクゲー」とでも名付けるのがふさわしいと思うにょ(ぉ

で、そういう意味で目新しい作品だったと思うのですが、できればこの点を真似した作品は個人的には今後増えてほしくないです。私のしたいのはロールプレイの楽しみなので(^^; もしかしたら、同種の経験を多くしている人(やろうと決心したけど、結局やらなかった) という人には、リアルに感じられたのかな。まあ、自分と同一視することによる感情移入と、ロールプレイによる感情のシミュレーションは、ちょと違うと思うのねん。

あと、一つ苦言をあげるなら……これは主人公がへたれすぎなことにも由来するのですが……長いです(^^; 大作 != 長作です。もう少しコンパクトなの希望。内容上しかたないとは思うんだけど、分岐したあとのシナリオ独立が強いので、よりプレイ時間が伸びる傾向にあるのよねん。これは月姫とかにもいえることなんだけど、文章量によらない、より効果的な「お話の見せ方」ができている作品ってのが、今年は見れるとうれしいなーと思います。

みゅ、なんか文句のが多くなったな(^^; あんまり人に勧めようとは思いません。この作品は、あの体験版からのお祭りまで含めてたのしむことに価値があったと思いますので、ある意味、2001年こっきりの作品。

アージュの次作はどうなりますかねー。とりあえず様子見予定です(苦笑)

雑記

セブン・イレブンにいったら、「雪苺娘」と「苺ミルクサンデー」が並んでおいてあって、つい両方買って食ってしまう罠。


2002年1月14日の電波状況

PDF関連

通販でげっと。

んー、正直内容は値段相応か? というとちょっと足りない気はしますが、部数が少ないプリンタ本みたいだしこんなものかと。同人誌ってことで(^^;

内容の半分ぐらいは、すでに各種経験によって「たぶんこんなかんじ」ってのがわかってることだったけど、まあ、知らないこともちらほらあったし、まとまってる文になってるってことでOK。

君望

こんなかんじ?(苦笑)

たぶん全部主題にそってるんだけど、ベクトルが見事にばらばらってことでー(ぉ

見つけた範囲で反応返し。

そう。慎二君って出番少なくて、あんまうまく使われてないですよね(^^; もすこし、お助けキャラな役目を持っても良かったと思うのです。

有野さんは、まなまなスキーφ(.. )

あゆの中身というか本心というか、そういったところが見えてくるところはナイスでしたね。さらに、あゆは、そういったところを見せつつも、やっぱりしっかり自分の足でも(主人公に寄りかかりはするけれども)立とうとするあたりが魅力だったんでしょうな。

ういっす。 その二カ所がやっぱ作中で一番の泣き所だと思いましたですよ

どもです。最近は「お祭り」って作品を楽しむのにけっこう重要っぽい気がしてます。

たぐった先の総評とかを読ませていただいてからつらつらと。システムとはほんと出来良いですよね。ただ、全部終ったあとなどの回送シーンとかは、手抜きだと思いました。システムそのものではなく UI 設計ってことですが、工数たりなかったんだろうなぁ。選択肢は、わかりやすいのは確かでしたね。これはたしか売りだったと思います。あ、そうなると、私の総評での表現はちょと誤解をまねくかな。たしかにその選択肢によってそういった方向性のフラグは立つので、フラグ効果としては決定的ではあるのですが、その後の主人公の行動が選択肢の文言から想像される行動とは程遠いってのが私の言いたいことだったのでした。

あー、そうか。あまりにも自然なので忘れてました。声優さんすごく上手だと思います。あと、慎二が使えてないってのは同意見。立ち絵は、数自体は豊富だったと思いますが、「バリエーション」に欠けてたと思います。体の動きが全然なくて表情と手だけが動くのねん。このあたりは、より優れたものを既に見ていると物足りなくなるのでした。

やっぱ、なかなか誉めきれないってのが苦しいところです(^^;

買い物

秋葉。

コミックドラゴン、 みくろさんとおなじく、よしづきくみちさん目当て。いいかんじですな。というか、この雑誌の中で一番良くできてる気がする。連載と読み切りの差はあるだろうけど……。

くれじっとのーとは相変わらずおもしろいですね。カーネリアンさんのはカラーイラストが美麗。あ、これ電撃大王ででてたやつか。ポスターで折り込みだから良くみてなかたよ(ぉ。ストーリーつけていろいろしたいらしい。

勉強資料として。

えーと、ネタ用に買ってきてみましたが……この薄さでこの値段(2500yen)はちょっと高すぎ(汗)。しまったかも。

ソフトハウスのインタビュー記事。LittleWitch のシステムはちょと興味があるかにゃ。まだ付属のデモみてないけど。ただ、特に目新しいものではないような気はする。えーと、どこだっけ。「忘レナ草」ってのだしてたところのとコンセプト的には近いと思われ。あとなんだっけ。ループするやつも。コマと吹き出しが動きまくるってのはうっとうしいだけな気はしないでもない。漫画表現的にしつつということなら、FLCL(これはアニメ)とか 温泉卓球でもやってたあれみたいなことをするほうのが効果が高い気がする。大変だと思うけど。

CG塗り講座は別にいくらでも単体でまとまったものがあるから、いまいち魅力なし。技術読本を名乗るのなら原画さんの作業から、塗りの人の作業にいたるまでの、フローの解説と工程管理がどうなってるかといった話が読んでみたい。

渡辺製作所のインタビューは興味深かったけどそれだけ。特に秘密がわかるわけでもないし(苦笑)。読み物記事としてはこんなところかな。

音楽記事。基礎的すぎていまいち。

各種ツールの講座。うーん。この程度の量だと解説しきれてない気が。というか、これでがしがしできる人なら、付属のドキュメントでどうにでもなると思う。

「ゲームのシナリオを書こうじゃないか」。これが本のコンセプトに一番沿っている記事な気はする。でもたった 2P では難しいとおもわれます。なんか漫然としてて、ライターさんのなに書けばいいんだぁって苦心が伝わってくる(苦笑)。

といったかんじでざっくりなめてみましたが、残念ながら 買う価値無しでOKだと思います

この種の雑誌をぶちあげるなら、しょっぱなで、実際のゲーム製作のワークフローとその具体的な内容、予算立てを含む企画から実際の流通を通しての発売までを解説するような特集記事を組むとかそのくらいしてほしいところ。ほら、例えば DTP 系の雑誌とかで、年に一回ぐらいは、一連の DTP の流れのそうざらえとかそういう記事あるじゃないですか。そんなのね。これだと単にインタビューの固まりと、もうしわけ程度の技術記事もどきでしかないです。そもそも季刊ペースだと、技術系の記事は読み切り度をあげないと、むちゃくちゃ無理があると思うのねん。

ちなみに I/O は2,3年前から、主にPC をからめる形で、同人誌作成とかCG作成とかその種のムックを大量に出してます。あと、DirectX とかでのゲーム作ろう的なものもけっこう出してたりするので、こういったコンセプトの雑誌を作ろうと考えるのはけっこう自然な気がします(^^;

BOX は10ポイント景品。9本だとだいたい正方形になるのね。林原さんへの質問はまじめなものではなくてネタでした(^^; 映像特典、CCGのイラストはあんま見ることないから貴重ではあるか。でもそろそろ特典ネタ切れかのぅ(^^;

雑記

Hos さんと牧野君ちにおじゃま。とりあえず昼飯食ってから牧野君のところに。前引っ越し手伝ったときは反対側からだったからめずらしい風景……ってなんかちらほらみたことがあるよーなって、以前高橋さんちにおじゃまさせていただいた時に見た風景でした(苦笑)。おお。こんな部屋になってたのか。らしい部屋ですな。天井あたまぶつけそう(^^; いろいろお仕事関連の物をみせてもらう。人のお仕事ってのはとても興味深いです。けっこういろいろしてたのね。今後も頑張って下さい。でじこDVD特典映像とか、ふるばDVD特典映像とか。バンパイヤハンターD(劇場版)はとてもナイスでした。晩飯食ってから帰宅。

雑記

ひそかにトップとか更新してる秘密。使い回しだけど。


2002年1月18日の電波状況

雑記

この数日、たいしたことしてないからネタが無い……。

Illustrato10 が届いたのでインストールしてみる。うにゅ。軽くなってるかな。SVGが保存形式としてサポートされてますな。 Illustrato9 で書出ししたら文字組みとかくずれてたのが直ってます。小塚明朝・ゴシックSTDな OpenTypeがそれぞれ6ウェイト付属。あ、このフォントってちゃんとウェイト扱いになるんだ。すげー。 Mac OS X のアレはならないのよねん。あ、あと、Windows 的には、ちゃっかり COM 化してるってのもポイントです。Illustrator.Application で New できます。あちらの水は着実に甘くなっておりますよ?

某所で、Windows のドライブレターのことが話題に。

私の記憶が確かなら、最新のウインドウでは、OS としてはもうドライブレターという概念は無くなっていて、互換のためにショートカットの一種として残っているだけだったはず。

ということでちょと実験。ただし、C: を解除すると、レジストリ中の既存のインストール情報が恐ろしいことになって破滅が予想されるので、無難に CD-ROM のドライブレターを解除した上で、ツリーに対してマウント指定をしてみる。さっくりできた。エクスプローラからもちゃんと見えているし、きちんとCDだと認識してアイコンも変わるんだけど、「取出し」とかがコンテキストメニューに出現しない。あと、メディアプレイヤーから見えない。

CD-Audio をつっこむと、それぞれのトラックは TRACK?.cda というファイルに見えていて、メディアプレイヤーなアイコンになるくせに、メディアプレイヤーからエラーがでて再生できない。これはドライブレターを設定しているとちゃんと再生が効くファイルですから、メディアプレイヤーの問題だと思われます。

結論: OS の内部的には新しくなってるんだけど、アプリケーション側の対応が(MSのものですら)できてないから、まだシフトには2、3世代かかりそう。そもそもインストール時に C: つかって入れちゃってるのから直さないとね。

私の日記で技術的なことしか書いてないなんて珍しい(苦笑)


2002年1月20日の電波状況

雑記

別働隊新年会。といっても別働隊の面子は私と本吉君だけだけど(^^; 昼に三上君帰ってきてたけど、別件があるとかで、おみやげの「のぽぽん」だけ残して消えました。むにむに。あと Hos さんも参加。

鍋のあとは例によって観賞会。ココロ図書館のロボな話。結局ココロ図書館はとびとびでしか見なかったんだけどいろいろ伏線はってたのねー。おねてぃの 1話、2話。基本的に みょるさんの感想と同じ。こりゃ苺ちゃんが一番人気でしょうねぇ。造形的にも性格的にも。大王でやってる漫画版のほうがテンポ的にもおもしろいと思いました。あとなんだか音楽が音的にすごいしょぼい印象が(汗)。私はたぶん続けては見ないと思われます(苦笑)。だれか苺ちゃん総集編だけつくって見せてください(ぉ

はりぽた

ハーマイオニー萌え。以上(ぉ

はーまいおにー……だけってのもなんだからちょびっと。某氏と会う約束があったので、サンクリ行こうかと思ってたんだけど、出る直前に風邪で倒れていると電話があったので、結局パスして、 Hosさん、本吉君と、SATY ではりぽた見てきました。池袋はちょと遠いから、強い目的がないとなかなか行く気力がが。

どうも映画のサイズにお話がおさまってないですな。各エピソードが切れ切れで、なんか漫然としてて盛り上がりに欠けてます。ラスボスも(たぶんシリーズを続けて登場するのではないかとは思うんだけど)、あれ? これでおしまい? って印象。原作は読んでないんだけど、いろいろはしょってるんじゃないかしらん。きゃら萌えしないとイマイチという気がする。たぶん、この作品、映像化するのなら、1回30分の1クールかけて1シリーズ(一冊)ってぐらいの分量で組むのが丁度良いのではないかと思います。でも実写だと、あの年ごろの子だとさっくり成長しちゃうのよねぇ。アニメでGO!(笑)。あ、でもあのカードとかになってる絵は却下。コゲどんぼさんの絵で希望(ぉ

ハーマイオニーは女王様タイプですな(苦笑)。いいかんじのまま成長してほしいところです。

あ、あと、指輪物語の予告編がなんかおもしろそうでした。読んだのはもう10年ぐらい前だから覚えてないなぁ。

買い物

SATY で靴と、フルーツバスケット8 (高屋奈月/花とゆめCOMICS) げっと。うにゅ。やっぱこれはおもしろいですねー。お話がいろいろ動き始めた模様。先がたのしみでござるよ。

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