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[ごうさんの東鳩日記 '98; 第五週, 第六週]
昼過ぎから駅前をぶらぶらしていたら、パツキン女子高生にエンカウント。暇人同士ってことで、駅前を案内することになった。
適当にぐるぐる。こんな時は、志保やあかりに連れ回れた時の経験が役に立つ……筈だったのだが、本屋や古本屋で辞書を見ていた時間が長かったような気がする (^^ゞ。その分、パーツ屋にもつき合わせたり。俺がPCの組立てまでやっているのを知って、しきりに感心された。ただ、店の中でいつもの調子だったもんだからちょっと恥ずかしかったぞ (^^ゞ
んで、ゲーセン。狙いはもちろん、ヴァーチャ ○ップだ。動いている獲物を撃ちまくって、禁断症状を緩和してもらおうと思ったんだが、ちと違ったみたい。銃を撃てればいいって訳じゃないのね (^^ゞ
Keyword; HMX-12, Multi, マルチで回った。ふむ、たいした情報はヒットせず。試作機だからなぁ。ロケテストを始めている旨のニュースリリースは確認。細かいスペックは不明。直接マルチに聞いた方が早いかな？教えてくれるもんだろうか？
「秘密なんですー」
とか言われたり (^^ゞ
オシドリはシーズンごとに相手を更えるんだぜ＞志保
HMX-12 マルチ……なるほど、あの子が例のニュースリリースの子なのね。って子ってのも変か (^^ゞ。でも、それほどまでに、人間と区別がつかなかった。しかもドジだし (^^;;;;
最初は休み時間に階段でエンカウント。小柄な体で大きな荷物を無理に運んでいて、いかにも危なっかしかったのだ。すっころんだ彼女(？)を受け止められたのは、気の利かない俺にしては大殊勲だったな。で、荷物を運ぶのを手伝ったのだが。あんなに感謝されると照れちまう (^^;;;;
次は掃除の時間。一人で掃除をさせられていたマルチの手伝いをした。人の掃除を手伝うなんて珍しいよな＞俺。なんつーか、一生懸命な奴が報われないってのは許せなかったし、他の人間が仕事を押しつけた償いってか……こんなことで人間を嫌って欲しくなかった。今、考えると変だよな。彼女はそういうことをするために造られたんだし……
弓道着姿のレミィにエンカウント。弓道部だったのか知らんかった。しかし、生きた標的じゃないとやる気がしないとは (^^;;;;;。狩猟が悪いとは思わないし、欧米では立派な娯楽として認められていて、個体数調節なんかにも積極的な役割を果たしていることも知ってるけど、自分ではやろうとは思わないな。射撃はやってみたいけど。
[Up]
朝、何の話からかクラスの人物評の話になった。あかり曰く、クラスの女子は俺を恐い存在と認識しているらしい。ま、自分でも、明るいナイスガイだなんて思ってないし、そうなりたいとも思っていないからそんな所なんだろう。一方、雅史の奴が実際以上に凛々しい評価を受けているらしい (^^ゞ。ねずみ相手に会話している所を見せてやりたいもんだ。
昼休み、毎度のごとく購買部へ急いでいたら、階段で豪快にすっころんだ。これだけなら、怪我も無かったので日記のネタにもならないのだが、これが例の超能力者に予言されていたとなれば話は別。もっとも、直前に走っているところを注意されただけなので、明確に予言されたわけではないのだがな。放課後、その子を見かけたので、そのことを聞こうと声をかけたんだけど逃げ出しちゃうし (^^;;;。俺ってそんなに恐いのかなぁ？
[Up]
都会に住んでる人を選んで、連絡して、遊びに行って泊めてもらう……どっかの部活で良くやるパターンだな (^^ゞ
昼前、パンを買いに購買部へ急いでいたら、廊下で女子が熱心に勧誘をしていた。しっかりとした話振りだったので、つい最後まで聞いていたら練習を見に来て欲しいといわれてしまった。今更、体育会系ってのは辛いので断ったんだけど、悪いことしてしまった気がする (;_;)。誰かやりそうな奴に声をかけてみようか。
帰りに商店街でことわざ辞典を買い込んだパツキン女子高生にエンカウント。……詳しいと思ったら、そんなもんを読み込んでいたのか (^^;;;;謎すぎる
寝る前に腹が減ったので、カップヌードルを食べた。……太る源だな。「友寛ちゃん……最近、太ったみたい」なんて突っ込まれるのは避けたいとこだ (^^;;;;;;
[Up]
「ずっと一緒にいたい」か。んー、きっと高校卒業したら、それぞれの道に進んでいくんだろうな。って、まだ2年もあるじゃねーか＞あかり
今度は新入生に予知能力者がいると来たもんだ。ばーか、んなことが信用できるかってーの。増してや、お前経由の情報じゃな。そりゃ、幽霊(か魔法)は実在したさ。でも、だからって何でもかんでも信じるってーのは、俺様の流儀に反することだ。ことに、この手の風聞は尾鰭が付いて怪しいもんだ。今まで出てきた、超能力者とやらも、大体がトリックを使ってた訳だし。今回の奴も、そんなとこじゃねーの？
それからな、俺はなぁ記憶力がないんじゃねー。無駄なことは憶えない主義なんだ！！
今度のクラスはいつだかの保科さんも一緒だった。で、クラス委員長選出の場面でいきなり (^^;;;;;;
なんだかなー。女子のつまんねー縄張り争いで教室の雰囲気を悪くしないで貰いたいぞ。ま、委員長が保科さんにあっさり決まって、その後の議事もスムースに進んだのはありがたいけど……俺も逃げ打ってるな (;_;)スマ
ちなみに、彼女は俺の隣の席になった。よろしくな＞いいんちょ ってここに書いてもな (^^ゞ。結構、良い奴だし、なかようやってみよう。
今日は2回もエンカウント。降霊会の失敗を気にしていたみたいだ。また、夏にやってくれるって話だけど (^^;;;;;;
昼休みには中庭でお弁当を食べてる先輩と遭遇した。専属シェフが学校までフルコースを持ってきてるんじゃないかと、本気で思っていたので (^^ゞ、質素な食事にびっくり。もっとも、見た目こそ普通のお弁当だったけど、おかずはめっちゃ美味かった。さすがだ。
先輩と一緒にいると、胸の奥が少しドキドキするんだけど、気持ちはとてものんびりできて、心地いいんだよな……
帰り際、廊下をてれてれと歩いていたらレミィに
「アタシのこと、どう思ってる？」なんて聞いときながら、「言わぬが花」ってのは何なんだよ。んで、適当に逸らかした後、レミィ相手になら変に気取ることもないと思って、素直に答えといた。しかし、誰かに告白でもするつもりなのかね？
[Up]
今日から新学年。クラスのメンツも新しくなり……と思ってたら、あかり、雅史そして俺と久々にそろってしまった (^^ゞ。これで宿題対策はバッチリだぜ＜ばきぃ
志保がいないのは幸いだ。1日中顔を突き合わせるには、うざった過ぎるからな。
がっこはさくっと終わったので、いつものメンツで遊ぼうとしたら、雅史は新入生に対する部活のオリエンテーションに刈り出されて来れなかった。部活といえば芹香先輩のオカルト研。確か生きてる部員は先輩だけのハズ。ってことは先輩がプレゼンをしたのだろうか？(^^;;;;;。明日、雅史に聞いてみよう。
一昨日したばかりなのに (^^;;;。で、カラオケ。前回行ってから間が無かったので、俺的いまいち。あかりはいつもどおりお客様状態だった。それも何だなってことで、志保と目線で接続を確立。あかりを誘導しにかかった。こういうことに関しては、電波届いてるよな (^^ゞ
志保とデュエットさせたり、マイクを回したりとマイクに慣れさせてから、さりげなくあかりのお気に入りを入力。成功 (^^ゞ
相変わらず苦戦 (T_T)。とりあえず、エンカウントパターンの収集を開始。
[Up]
ふと、机に放り出しておいた腕時計のカレンダを見た……4日？月末の調整を何回し忘れたんだろ (^^;;;;;;
ついに始業式 (;_;)ちぇ。ってことで、慌てて制服をクリーニングから請出しに行った。
OLのお姉様となかなか縁が結ばれない (T_T)。一度は、一歩手前まで到達したみたいだったけど、再現性が無いし (T_T)
[Up]
ビデオを見ていたら志保から電波話。んなに暇なら、そっちが来ればいいだろが、と呼び出しを却下しつつも、暇なので長電話モードへ以降。……1時間ほど話して、これならオフライン会った方がいいと判断＜ばき
あかりも呼び出して、駅前をうろうろ。服選びに盛り上がってる二人に呆れて、本屋にしけ込んだがすぐに見つかったり、アクセサリ選びに盛り上がってる二人に呆れて、電器屋にしけ込んだがすぐに見つかったり……以下略。何しに行ったんだ俺は (^^ゞ。ってゆーか、何故に俺に見立てさせるかな2人とも？俺は何も着けてないのが一番す＜ばき
某ゲームの続き。OLのお姉様をメインに、3人同時を狙う。あうあう、デートがコンフリクトしまくり (^^;;;;。なるほど、浮気ゲーと納得。ゲームシステムとして面白いとは思わず。結局、キャラ萌え&コンプリート癖でしょう。
[Up]
午後からことらちゃんが遊びに来たんで、各種波動を放出した。部屋に入るなり「また、PCが変わってる」って突っ込まないよーに (^^;;;;;;
気合の入ったWRDファイル、3Dゲーム、お尻のデモ、関東圏外アニメのビデオ等で迎撃。向こうも怪しい動画を集めたCD-Rで応戦しようとしてくれたのですが、CD-R FSのドライバの組込みに失敗して不発 (;_;)。もっとも、持って来てくれた物の大部分を既にフォロー済みだったり (^^ゞ
22時頃帰還。お土産に「雫」と「痕」を渡した。任務完了。
ことらちゃんを見送ってから、ふにふにと某ゲームの続き。OLのお姉様に苦戦 (; ;)。選択枝をミスっている予感。
[Up]
人間。……いやー、何もない一日だった (^^ゞ
[Up]
http://www.kurusugawa.co.jp/を巡ってたら面白いものを発見。開発中のメイドロボのプレスリリースなのだが、試ナンバー HMX-12の開発テーマがイカス。「お手伝いする娘」って狙い過ぎじゃないか (^^ゞ。同 HMX-13の衛星ネットワークとの連携ってのは、あまり意味が無い予感。何も独自ネットワークなんか使わなくったって、Internet経由で良いと思うんだけど。無線にするのも携帯電話を内蔵させて、来栖川のAPに接続できるようにしておくだけのことだし。
[Up]
何だか昨日は慌ただしかったので、今日はのんびりと過ごした。念のため断っておくが、昨日の出来事はエイプリルフールではない (^^ゞ
[Up]
朝、目が覚めたら何か大変なことが起きた予感。記憶を辿りつつ階段を降りたら志保がいた (^^;;;;;;オハヨじゃねーーー！！
落ち着くためにコーヒーをいれた。インスタントが嫌なら飲むな＞志保
ひと息入れたらやっと思い出した。
ことのあらましはこうだ……
志保からの電話を受けて俺は敷き物と雑誌を2,3冊持って公園へ行った。陽差しは暖かく、風も穏やかで、部屋でゴロゴロしてるよりよっぽど快適だった。昼寝とかしちゃったり (^^ゞ
日が長くなってきたとは言え、17時を過ぎると本を読むには辛くなった。夕暮れの静けさの中、手持ち無沙汰に寝転がると、点き始めた街灯に照らされ、桜が淡白く浮かびあがった。飾りを揺らす風がほのかに桜の香りを運んできた……
「やっほー、トモヒロッ！場所取りご苦労」
……むっ。人がいい気分で浸ってたのに。つくづく気に触る奴だ。
で、あかりと志保が合流。雅史は少し遅れるらしいので先に始めた。あかりは待とうと主張したが、多数決は民主主義の基礎だ＜ちげ
飲む・食う・歌う (^^ゞ。俺はがつがつとあかりの作ってきた弁当を食い、志保は持ってきたハンディカラオケでワンマンショー状態。唯一、花を見てたのはあかりだけであった。ま、ここまではいいよ、花見なんてこんなもんだ (^^ゞ
「じゃーん。いいもん持ってきてのよー！」これがことの始まりだ。いいもんとは当然酒であった。サワー程度であったらしいのだが、宴会の雰囲気でナチュラルハイになっていた俺は志保の挑発にあっさり乗っかり、一気をかましたようだ (^^;;;;。もちろん、志保も調子を合わせて飲んでた。遅れて雅史が来たときには、凄いテンションになっていた予感。それでも、雅史が来たことで俺と志保の競争も緩和され、花見自体は楽しく進んだ。問題は花見が終わってからだ。
すっかりできあがっていた志保をそのまま返すのは心配だし、きっと親に怒られてしまうだろう、という雅史のもっともな提案を受けて、これまたできあがっていた俺は「よっしゃー、俺のベッドを貸してやるー！」などと余計なことまで言ったのだ……なぜかベンチの上にすっくと立ち上がって (^^;;;;;;
ベッドはともかく、うちに泊めるという作戦は承認され、雅史によって巧みに実行されたらしい。あかりが志保の家に電話をして「志保はあかりの家にお泊まりする」と告げる偽装工作付きだそうだ。……雅史、末恐ろしい奴。
で、俺は自分の部屋にたどり着いた途端にベッドに横になり、がーがー寝てしまい。あかりは勝手知ったるともひろちゃんの家と、客用の布団を俺の親の部屋に敷き、持ってきたパジャマを志保に着せて寝かしつけ、ちゃんと隠し鍵を使って戸締まりをして帰ったそうだ……と、ここら辺はあかりに電話をして聞いた話。
・・・
腹減ったとうるさい志保にトーストと生ハムエッグを与えてとっとと追い出した。なんだかひどい今年度の始まりだ。
晩ご飯を終えてゴロゴロしていると芹香先輩から電話。先輩との会話は表情が見えないと辛いんだよな。それでも通じちゃったのは、電波が届いちゃってるのかな (^^ゞ。で、良からぬ妄想を膨らませつつ文化系サークル長屋前に行ったら酷い目にあった (T_T)。あれはホントに起きたことだったのだろうか？
部室の前で先輩を待っていると、どこからか足音が迫って来て、突然、扉が閉まる音がした。ところが姿はまったく見えない (^^;;;;;。先輩まで突然現れて驚かすしぃ (T_T)。別の意味で驚いたことに、先輩はすっかり脅えてしまった俺の頭を撫でてくれた。なでなで……あうぅ、な、なんか気持ち良かったぞ (^^ゞ。先輩の手の平から何か暖かいものを感じた。まるで、先輩の香りに包まれている様だったなぁ (^^ゞ
いや、萌えている場合じゃないのだ。今夜起きたことは夢だったのかもしれない。数年後、この日記を見る自分が信じるかどうかですら自信が持てない。しかし、確かに体験したんだ……
部屋に入った俺を待っていたのは本物の降霊会だった……先輩と本物の幽霊部員達によって行われる……。先輩は既に亡くなった人で会いたい人はいないか？と聞いてきた。俺はボスをリクエストしたが失敗したらしい (^^;;;;;;; が、そんなことは重要ではない。問題は部屋中に鳴り響いたいわゆるラップ音とまごうことなきポルターガイスト現象だ。そのせいでオカルト研の部室はめちゃくちゃになってしまい、その後片付けを先輩とやってきたのだ。後片付けの最中も謎な物をいろいろと見たが、今となっては些細なことだ (^^ゞ。しかし、信じられん。まさかホントに幽霊が存在したなんて……。俺、近代科学一直線だったのに。いや、あれは幽霊なんてもんじゃなくて、先輩の魔法……って同じやん (^^;;;;;
日記に戻ろう。2人で学校を後にし、なんとなく公園まで歩いてきた。降霊に失敗してひどく落ち込んでいたな、先輩。何とか慰めたつもりだけど……。こういう時、こっちから電話が出来ないってのは辛いな。先輩、今どうしているだろう。今度会えるのはいつだろう。
そう言えば、せっかく先輩を家に誘ったのに、あの執事め。
[Up]