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● 1999年 2月下旬

このページには関心事をスクラップしています。内容は記述時のままですので、最新の情報とは異なる可能性があります。また、リンク先が消滅している可能性もあります。

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[#]1999年2月27日(土)

[#27_0] アキバ

ごうちゃの所用を処理して飯喰ってから、アキバへ。まずは黄色い看板のお店へ。

ゲーマーズCFソングにごうちゃと一緒に敗北 (苦笑
そこっ、髪の毛が翠なら何でもいいってゆーなー

そしてごうちゃは離脱。でじ子のためだけに、アキバに寄ったらしい (^^ゞ

ばるさんとヴィジュアルソフト散財。以下、LDソフト。

ついでにコムサテライト(COM2)で久々にPCアクセサリ。CPUクーラ排除計画だ。

ばるさんと別れてから、ラジ館4Fのキムラ無線へ。悔しかったのでACケーブルを購入 (^^;;;

[#27_1] 初音ちゃんの誕生日

初音: 「わーい、耕一お兄ちゃん」

耕一: 「こんにちは、初音ちゃん」

俺様: 「久しぶりだね〜@" 初音ちゃん。今日は初音ちゃんの誕生日なんだって?」

初: 「うん。16歳になったんだよ」

俺: 「またまた〜、冗談ばっかり。まだ、小学生でしょ?」

耕: 「おいっ!

げしっ

俺: 「かはっ! ……ははは、鬼突っ込みは厳しいなぁ。お詫びに、大人っぽくなった初音ちゃんにぴったりのプレゼントをあげよう。はいっ」

初: 「えっ? もらっちゃっていいの? ……耕一お兄ちゃん」

耕: 「まぁ、せっかくだからもらっても良いんじゃないかな」

初: 「開けてもいいかな?」

俺: 「どうぞどうぞ。大したもんじゃないけどね」

初: 「わぁ、綺麗なブローチ」

耕: 「へー、結構大人っぽいデザインだな」

俺: 「気に入ってくれたかな?」

初: 「うん!初音、とっても気に入ったよ。ありがとう、ともひろお兄ちゃん@"」
にこっ

俺: 「はうっ……。初音ちゃん、もう一度言ってくれるかな?」

初: 「はい? ……ありがとうございました」

俺: 「あ、そこじゃなくって」

初: 「?」

俺: 「ともひろおにぃ……」

耕: 「おいっ!!!

げしぃっ!!

俺: 「ぐはっ!!! ……は、初音ちゃん、も、もう一度……」

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[#]1999年2月26日(金)

[#26_0] WAVIO Sound Engine

PCWatchの記事

USBサウンドデバイス(統一的な名称はあるの?)。wavの再生に有利であることのは羨ましいけど、CD-DAとの連携を考えてmixer機能も付けて欲しい。それと、付属ソフトウェアMIDIのGS音源への対応度も気になる。高度なDTMを鑑賞することはないから、DOORSの曲がちゃんと再生されればそれで良いんだけど<ぺし

[#26_1] 業務ちりちり...

今日は早く退社できそうなので、浮気部物理部室へ行けるかも。17:30に電波電話します。

[#26_2] 苺合宿

定時退社後、浮気部物理部室へ。ばるさんは下校中であった (^^ゞ
一区切りついたところで、みんなで飯へ。帰宅後『PATLABOR the movie 2』on DVD鑑賞。むぅ、羨ましい。でも、手持ちのソフトで5.1chに対応しているものはないからなぁ。映画もそんなに買うわけではないし。って、Audioを始める頃は「音楽なんてあまり聞かないからなー」と言っていた予感 (^^;;;

螢ちゃ帰宅後、苺で製作するVNの音楽をばるさんに発注したり、ごうちゃ妄想意識合わせをした。しかし、だめな件だけ進んで他はいまいち。先行き不安だ。ほえほえしているうちに下校が再開されたので、私は就寝。

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[#]1999年2月25日(木)

[#25_0] 『あかりの日記』

高校生活の一大イベントである修学旅行も終わり、以前と同じ生活が戻って来た。今朝もあかりに起こされ、公園を抜け、駅前通りの混雑の中を通り、住宅街を過ぎ、学校へと続く坂道を登る。あかりの姿が見えないがきっと俺のちょっと後ろをついて来ているだろう。……歩くのが速かったかな? 時間に余裕はあるし、少し緩めてやるか。

「ふぅふぅ」

追いついたあかりが肩を並べ、俺の顔を見上げて軽く微笑む。

「ありがとう」

こんなことに礼なんて言わなくたっていいのに。

同じ制服姿をした群れに交じり坂道を登っていく。

一息ついたのか、あかりが口に手を当てて小さくあくびをした。

「ん? 珍しく夜更かしでもしたのか?」

「うん。昔の日記を読んでいたら、止められなくなっちゃって」

「へー、日記なんて書いていたのか。知らなかったな……。いつから書いているんだ?」

「小学生4年生の頃からかな。ずっと続いているんだよ」

「俺には到底無理だな」

あかりが『しょうがないなぁ』と微笑む。

「どんなことを書いているんだよ?」

あかりは少し歩みを速め、俺の一歩前に出る。

「……とても大切な思い出」

葉の緑も力強くなった桜の木の下、俺達は並んで校門をくぐる。以前と同じ退屈な学校生活。いいや、ちょっとだけ違う。それは、この春にい ろいろな出会いがあったから。

暖かな風が頬をなでる。木漏れ陽が少し眩しい。

「ともひろちゃん、……日差し、少し強くなったかな?」

『あかりの日記』 第0話 To Heartより

きーんこーんかーんこーんきーんこーんかーんこーん

3限の終業を告げるチャイムがやっと鳴った。俺はひとつ伸びをしてから席を立つ。目指すはいつもの自販機だ。ざわめき出した教室から抜けだそうと扉に手をかける。

ガラッ!

開けようとした扉が勢いよく開き、一人の女子が俺の胸に飛び込んできた。

「きゃっ」

お、どこのお嬢さんだろう?

幸運な事故に感謝しつつ下を向いた俺は、すぐにこれが不幸な事故であることを悟った。

「ちょっとー、邪魔じゃないのよ! ……あらっ、トモヒロじゃない」

「なんだ、志保かよ。ちぇ」

優しく受け止めた両腕を軽く突き放す。志保は一歩下がって体勢を立て直すと、早速かみついてきた。

「もうっ。『ちぇ』とはなによ人にぶつかっておいて。女の子に怪我をさせそうになったんだから丁寧に謝るのが礼儀ってもんでしょ!!」

「お前のほうがぶつかって来たんだろうが。だいたい、女の子を名乗るならもっとお淑やかに振る舞ったらどうなんだよ」

「やーねー、今時、女の子にお淑やかさを求めるなんて考えが古臭いわよ。脳みそにカビでも生えているんじゃない?」

志保は右の人差し指で俺の鼻先を指しながら、ぎゃんぎゃんとわめきたてる。

「ね、二人とも。出入り口で喧嘩するのは人の迷惑になるから」

尚も俺達が言い争っていると、困った顔をしたあかりが止めに入ってきた。

「ちょっとあかり、聞いてよ。トモヒロったら……」

「う、うん。ね、だからこっちで……」


ちうちう

「だいたいね、あんたには思いやりってもんが欠けてんのよ」

「もう、志保、止めようよ」

ちうちうちうちう

「あかり、駄目よコイツを甘やかしちゃ。ただでさえ甲斐性なしなんだから、せめて女の子は優しく扱わなくちゃならないってことくらいしつけてやんなきゃっ!」

ちう……

「あのな、何しについて来たんだよ」

結局、志保を引きずったまま自販機の前まで来てしまった。あかりも一緒だ。まったく、カフェオレを飲みながらすごす、俺様の優雅な休み時間が台なしだぜ。

「あ、なんとなく……」

「トモヒロ、そーゆー言い方はないんじゃない? せっかく可愛い女の子がつきあってあげてるんだからさー、飲み物をおごるくらいの余裕は欲しいわよねー」

ちうちう

「聞いてるのっ? たまには私やあかりにおごってくれてもいいでしょ? いつも面倒見てやってるんだからさぁ」

……ちう

「別に私は感謝されるようなことはしていないよ」

「何言ってんのよ。私達はよくやっているわ。あなたがいなかったら、コイツは朝起きることさえできやしないんだから」

む、志保の奴、まるで自分も面倒を見ているようにしゃべりやがって。しかし、あかりには今朝も起こしてもらってんだよなぁ。あ、昨日も起こしてもらったような……。うーむ、志保に負ける形になるのは気に食わないが、俺も男だ。

「解った。あかり、おごってやるよ」

俺は自販機に百円玉を放り込んで、どれがいい? と目で促す。

「えっ。いいの?」

あかりは目を丸くして驚いている。……いったい俺ってどう思われているんだろう (苦笑

「でも、ともひろちゃん、食費まで削っておこづかいを作ってるのに……」

「あはははははっ @"」

志保が腹を抱えて笑っている。

「だから、余計なことに気を使うなってーの。ほら、早く決めろよ。そうしないと志保に盗られちまうぜ?」

「けほけほっ……ちょっとちょっと。もしかして、私にはおごらないつもりなの?」

「何で俺がお前におごってやらなきゃならないんだよ? 俺はあかりに日頃のお礼がしたくておごるんだぜ? おめーには、日頃迷惑こそかけられているが、面倒を見てもらった憶えはないからな」

「何ですってーーー!!!」

「志保、志保ったら。私と半分ずつにしようよ。それでいいでしょう?」

「あかり、甲斐性なしの幼なじみがいると苦労するわね」

「おめーが苦労の元凶だろうが」

「むきーーーっ!!」

「志保ぉ……。それじゃ、苺ミルクでいいかな?」

「苺ミルクだな?」

ぽちっ

ガタガタと音を立てて出てきた紙パックをストローと一緒にあかりに手渡す。

「ありがとう、ともひろちゃん」

あかりは受け取った紙パックを大事そうに両手で持っている。

「……ふふふぅ」

じっとそれを見つめていたかと思うと、急に小さな笑いを漏らした。やけに嬉しそうだな。

「ん? 何だよ、80円のジュースをおごって貰えたことがそんなに嬉しいのか? 安上がりな奴だなぁ」

「違うよ。あ、でも、もちろんこのジュースも嬉しいよ」

「じゃあ何なんだよ」

困ったような微笑みを浮かべるだけで、あかりは教えてくれない。

「何々? 何なのよー??」

「気になるだろ、教えてくれよ」

「何でもないよ。つまらないことだから」

そう言いながらもあかりはどこか嬉しそうだ。こんなにあかりを喜ばせたことって、いったい何だろう?

「それにしては幸せそうな顔をしていたじゃないの。あかり、言っちゃいなさいよー」

「えーーーっと……」

俺と志保に問い詰められ、あかりは困り果てているようだ。

「やっぱり秘密っ」

あかりにしてはきっぱりとした物言いに、一瞬、俺も志保もたじろいだが、それくらいで負けるはずはない。

「なぁ、あかりぃ」

「ちょ、ちょっと思い出しただけだよ」

「何を思い出したのよ! ねっ、ねっ?」

「それは……」

あかりはちらっと俺のほうを見る。

「……俺?」

あかりはコクンと首を縦に振る。

「あんたっ、あかりに何をしたのよーーーっ!!」

「人聞きの悪い言い方すんじゃねーーーっ!!!」

「どーせ、飢えたあんたがあかりから無理矢理奪ったんでしょ?」

「なっ……俺が何を奪うってゆーんだよっ!?」」

「ジュースよ、ジュ・ゥ・ス。やらしぃ、何考えたの? トモヒロ?」

コッ、コイツはーーーっ!!

「志保っ、ほら、ジュース飲もうよ」

「あっ。サンキュー、あかり」

あかりがストローを挿した紙パックを差し出す。志保はあっさりとジュースに釣られ、俺から離れる。単純な奴だ。

ちうちう

ちうちう

あかりと志保はひとつのジュースを交互に飲んでいる。ちょっと可哀相だな。だからって志保におごるのは腹が立つし。あかりの奴もホント損な性格ってゆーか、優しすぎるよなぁ。ま、あかりだからしょうがないけど。

「へへー、羨ましいでしょ? あかりと間接キッスよ」

「志保ぉ……」

「……小学生か? お前は」

「無理しちゃって。さぁて、あかり、さっきのは何だったのよ。今度こそ答えてもらうわよ」

「えっ……もういいよぉ」

「よくないのっ。白状しなさい」

志保がしつこく食い下がる。飽きっぽい性格のくせにこういう時の志保は粘り強い。要するに野次馬根性が強いんだよな。

「それじゃあ、ヒントだけね。去年の2月21日の出来事だよ」

「ほらっ、トモヒロっ、早く思い出しなさいよ!」

「それだけじゃ解んねーよ。2月21日ったーて、特別な日じゃないし」

「ちょっとー、しっかりしなさいよね!」

「うるさいなぁ、今考えているだろう」

2月21日、2月21日……そんな日付だけポンと出されても、思い出せねーって。あかりをちらっと見ると不安そうな顔をして俺のことを見ている。なんだ?

きーんこーんかーんこーん……

4限目の始業チャイムだ。俺達は顔を見合わせる。

「もうっ、トモヒロがぐずぐずしてるから時間になっちゃったじゃないよー」

「ともひろちゃん、早く教室へ戻らないと」

「しゃーねーな。行くか」

俺は志保を無視して、あかりを連れて教室へ向かって走り出す。

「あ、ちょっと、待ってよ2人ともーーーっ!」


後書き

ふふふぅ、終わらなかった (^^;;;;;;
しかも何だ、このボリュームは? 原因は明らかに志保だよなぁ。志保が口を開くたびに、話が逸れる逸れる。だめ劇場なら5本は作れるほど没シーンができちまったですよ。

次回0.5話で完結……するのか?

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[#]1999年2月24日(水)

[#24_0] ほえ

変身シーンが変身が描きたいので勝手に設定変更 してみるテスト (^^ゞ
それはいいとして、変身後が留美に見えるのは気のせいでしょうか?


プロジェクトの線引き……もちろん会社の仕事でない。んな感じで、第0話は進んでなかったり。まぁ、各メンバーに、自分が何をやるべきかを把握させるのが先だと思うし。って、会社の仕事は把握してない<ぺし


志保役は樋口智恵子さんでしたか。さんくす、みみなさん。過去の出演は二人とも好きだけど、志保にしてはちょいハスキーっつーか、かすれているというか。まぁ、解んないですけど。ただ、演技が……不安だな。


なんか、オーディオの話が飛び火している。でも、聴感にまで言及できている人はいないようですね。解説を読んでも私じゃ理解できないし……、電気の勉強する時間があったらCD聞いていたほうが幸せだもの。あ、理論が解って効率的にアップグレードできるのなら、勉強してもいいかも。

理論だけでどうこう言われると、ちょっと不愉快だよなぁ。自分の努力が無力化されているみたいで。


セリオのインフラは着実に整備されているらしい

[#24_1] 寄り道部

割と早めに脱出できたので、『To Heart』(PS)を予約するためにヨドバシカメラ@川崎へ。予約したほうが良いらしいぞ、志保ちゃん情報だけど。

ついでにPS本体とTLS2を購入する予定だったかが、お店の100mくらい前で心変わり。なんつーか、あかりで一杯な心を邪魔されたくないんだよ な。今、とても楽しいし。……作業進んでねーけど (苦笑

そんな感じで予約するだけじゃつまらないのでCDを収集。

笠原さんのはコンサートCD。アニメメドレー 『くちびるにメモリー』〜『コンディション グリーン』〜『約束の土地へ』に惹かれたらしい。その外の曲も良い感じだ。歌詞はそんなにでもないけれど、曲調は好みだった。裏声っぽくてボーカルの魅力がちょっちだけど『アヤシイ』が俺ヒット。

まーくんのはまだ聞いていない。『アキハバラ電脳組』の曲が収録されているので、楽しめると思う。めぐ姉がアルバムを出していないので、その代わりって訳じゃないけど、元気な曲が聴きたくなったので購入。つーか、鳴らしたいのか? (^^ゞ

[Up]


[#]1999年2月23日(火)

[#23_0] 寄り道部

書店に立ち寄ってから会社へ。はて? 一年目の新人がこんな事で良いのかしらん? 俺を良く知っている人は「さもありなん」と思っていることだろう (苦笑

アニメ雑誌を買うのは久しぶりだなぁ。前回は『PATLABOR the movie2』の時だったと思う。目当ては、『To Heart』の美術資料。ちょっとセル 画が載っているだけみたい。そこっ、マルチの表紙につられたってゆーなー! ホントだから (ぉ

[#23_1] あかりSS

今日も先輩の後始末をするだけのために23時コースらしい。まぁ、あかりSSが進むから良いんだけど。会社としては無駄に残業させてると思う ぞ。

遅れ馳せながら、ありがとうございます(うー、こそばゆい)。 あかりママは時間に負けました (苦笑
ところで、早くイベンツCG挿し絵描いてください (ぉ
ちうか、最終話こそ書きあがったけど、完結してないんだよね。

で、第0話を書いているのだが、なんか、ボリュームが (^^;;;
ざくっと書いた分だけで、既に最終話に匹敵している。しかも、まだ思い出し笑いしてないのよね。おそるべし、志保 (^^ゞ


曲のアレンジと同じで、出し惜 しみをする、とか、終り方に細心の注意を払う、 というのは一番重要だと思います」……いあー、含蓄あってカッコイイですー、塩崎先輩っ @" ブラッシュアップの際には参考にさせていただきます。それに「独立した話として成り立ってる」なんて照れちゃいますぅ (^^;;;

って、あちらは丁寧に書いているのに、こんなんで良いのか (^^;;;;;;
せめて、ちゃんとSSをまとめることで返事に代えられるように精進しよう。


THアニメのセル画。さすがに職場でアニメ雑誌を開く勇気はないので立ち読みの段階でちらっと見ただけだけど、良い雰囲気だ。特に志保。あ れでまくしたててくるんだろうなぁ。楽しみだなぁ。声優さん、誰だったっけ?

[Up]


[#]1999年2月22日(月)

[#22_0] あかりぐる

私が安直に答えてしまってましたね。あかり=お釈迦様説って感じで、某 BBSや某チャットでやり合ったものです。飼い犬に飼われるってゆーか<ぺし
潜在能力は既に発現していると思います。どう考えても、(浩之が)自分で自分にかけた呪縛から逃げられなさそうなのが、薄ら寒かったり (ぉ
そこで逃げ出したくなるのが浮気者の血ってゆーなー

あかりシナリオは一番最後に読んだ記憶。ちなみに一番最初は先輩でした。

ちなみに、私のプレイスタイルは、SSでもおもいっきり“ともひろちゃん”と書いているように、Player's characterと同一化して進めるもの です。

え? 俺、あかりの料理が不味いって言ったっけ? うーん、言われてみると言ったような気がする……。そーだよなー、言ったよなぁ。うん、 確かに言ったわ (ぉ
かように、面白いエピソードはヲレTH記憶として定着していくのでした (^^;;;,
さすがに才能ありますねー。でも、出し惜しみはいけません。ちゃんと夜伽まで描写してください (^^ゞ

細かい突っ込み。浩之ちゃん優しいねぇ。俺とは偉い違いだ。そこで、達磨を喩えに出すあかりって渋いな。知ってそーだけど。なんで、スー パーのレジにゴムが置いてあるんだろうと思った秘密<ばき

ふふふぅ。予想外に反響があって嬉しいです。これで、次のステップにも弾みがつ くってものです。もっとおだててみましょう (^^ゞ

[#22_1] fooの解説

ふむ。「Odho」みたいなものか。と、言うことは、あの飲料は「これはお茶だお茶だ」と念じての飲むと、お茶の味がするに違いない (ぉ

[#22_2] 媒体による音の変化

宿題、まだできてません (苦笑
まずは、世間話から。ケーブルに限らず、オーディオのセッティングと音の変化の関連について科学的な考察・検証はそれなりに行われているよう です(芹香先輩オカルト系も多いけど)。ただ、私が読んでいる雑誌では詳しく取り上げられていなかったり、私自身が納得でき ない/理解できなかったりしているので、ここでは現象面に関してのみ報告していることが多いです。

電源だと、こんな風に言う人もいるようですね。曰く、「発電所から何百kmも質の低い電線を通ってきている電気が、高々、機器の手前1mの ケーブルを変えてどうなるんだ?」。……どうなるんでしょうね?<ぺし
怒らないでください。私も理論が解っていないので、このようにしか答えられません。

もっと発電所に近い方から電気を取れば音が良くなるのではないか? という疑問には、「上記のことがあるので誤差の範囲でしょ?」って答えで納得してもらえるでしょうか? 屋内に強度のノイズ元があるな ら、家の外から取って来たほうが良いと思います。

んじゃ、電源ケーブルは何なの? と言われると……想像するに、オーディオ用電源ケーブルは“整流”的な働き方をしているじゃないでしょう か。あー、そこそこっ。眉に唾つけないように (苦笑
一応、導体の結晶構造でふにふにとか……あるらしいし。

で、事例紹介に逃げ込んでみる (^^ゞ
配電盤をいぢることを実践している人はいます。ただし、そこから電源を取るのではなく、エアコンや冷蔵庫などと別系統にするといった対策で す。また、壁コンセントを交換することが最近の(?)流行のようです。これは、3Pinのものを使ったりすることで、プラグのホールドを良くし、 接点でのノイズの発生を防ぐ意味があるらしいです。

まさか、あるるん読んでねーだろうなぁ。笑ってんじゃねーぞ

てゆーか、微生物学研究室修了の人間に振らないでよ (^^;;;
こういうのはばるさんの担当でしょう。分野的に。趣味的にはやっていないけど。

[Up]


[#]1999年2月21日(日)

[#21_0] 『2月21日』 最終回

「ともひろちゃんとこんなに話をするのは久しぶりだよね。毎日会っているけれど、話をできるのは学校までの間と休み時間く らいだもの。帰りはあまり一緒にならないし……」

はぁ、もう日記を奪取するのはあきらめるかぁ。

「それに、普段は雅史ちゃんや志保が一緒だから……、二人っきりになれる時間は少ないよね」

「え、あぁ、そうだな……」

曖昧な答えを返しつつ、ぼ〜っと視線を泳がせる。ふと、視線をあかりへ戻すと、自分のマグカップを見つめたまま固まっていた。

「どうした? あかり」

「え、何でもないよ」

「隠すな隠すな。それくらい解るんだぜ? 『幼なじみ研究家』はあかりだけじゃないんだからな」

「ほんとに何でもないの。……うーん、聞きたいことはあったんだけど、たくさん話しているうちに解ったから」

「何が解ったんだ?」

困ったような微笑みを浮かべるだけで、あかりは教えてくれない。あの時と、思い出し笑いをした時と同じだ。

「気になることが増え……いや、気になるじゃないか」

ちょっと考えてから、あかりが再び口を開く。

「最近、ともひろちゃんは変わったよね」

「ん、何だよ突然に……。別に変わっちゃいないと思うが」

「変わったよ。なんとなくだけど」

「どんな風にだ?」

「うーん、……ほんとはもっと落ち込むかなぁって思っていたんだけど。そうでもないみたいだから、安心したかな」

「……はぁ?」

「ううんっ、やっぱり何でもないのっ! えっと、前より優しくなったって思うよ。もちろん前から優しかったけれど。今は、 えっと、周りのみんなにも優しいし。クラスの女子の間でも少し人気が上がって、私……あっ」

一気に捲し立てたかと思ったら、はたと止まってしまう。今日のあかりはやっぱり変だ。妙に犬チックだったり、慌てたり、急に黙ったり。普 段はもっと落ち着いていて……いや、慌てん坊でドジだけどさ。もっとこう……自分を押し付けないというか、遠慮しすぎっていうか。今度はうつ むいてモジモジしてるし。

「あかりの方こそ変だぞ。何かあったのか?」

「うん、今日はちょっと変かもしれない……」

うつむいたままあかりが答える。

あかりはすっと立ち上がり、へたっとベッドの縁へ座り込んだかと思うと、そのまま後ろへ倒れ込んでしまう。

「あかり?」

「……」

「おーい」

返事の代わりにベッドのスプリングが“きしっ”と音を立てる。

なんなんだよ?

しかたなく俺もベッドに腰をかけてあかりを覗き込む。あかりは体をひねってベッドに突っ伏していた。そして、くまのぬいぐるみの胸に顔を 埋めている。もっとも、くまのぬいぐるみは小さく、あかりの顔に張り付いているように見える。

「何ふざけてんだよ?」

あかりはふるふると首を振っている……んだろう。髪の毛が揺れ、襟足が覗く。

「変なの……」

ん?

あかりの後ろ姿を見ていた俺の視線が、くまのぬいぐるみの後ろに覗くハードカバーの本を捉えた。その本にはちょっと豪華な装丁が施してあ り、大部分がくまの背中に隠された表紙には、筆記体で書かれた銀色の“y”が辛うじて見える。

「いつもと同じようにしているつもりなのに、どうしてかはしゃいじゃって……」

…………ry

あかりが何か言葉を発するたびにくまのぬいぐるみが徐々にずれ、文字が一字ずつ明らかになってゆく。

もしかして……

「それでね急に恥ずかしくなるの」

………ary

「でも、やっぱりこうしているのが嬉しくて」

…iary

「ともひろちゃん……」

Diary

ダイアリー……日記! あかりの奴、こんな所に隠していたのか!!

俺は日記に向かって手を伸ばす。

「私……」

もう少し……

「ともひろちゃんが……ちゃんを好きなままでも」

あかりに覆い被さるように体まで伸ばす。そおっと、そおっと……

「それでも……」

あかりが不意に振り返った。無理な姿勢をとっていた俺は、弾むベッドに手をとられ、あかりに圧し掛かりそうになる。伸ばしていた腕を反射 的に戻し、すんでの所であかりの横に肘をつく。

「きゃっ」

日記!! 日記はっ?

俺の右手はしっかりと日記を掴んでいた。さすが俺様。

「それでも……いいよ」

どこからか、あかりのか細い声が聞こえてくる。って、俺の体の下からだ。すぐ目の前にあかりの顔が迫っていた。

「あ、あかり……」

「ともひろちゃん……」

「悪い悪い、押し潰しちゃって。大丈夫か?」

「えっ? えっ!?」

慌てて体を起こし、あかりを助け起こそうと右手を差しだす。が、その手に日記を持っていることに気づき、さっと手を引っ込める。

「おっと、これはちょっと貸して貰うぜ。2月21日に何があったか調べさせてもらうからな」

あかりは状況が飲み込めないのか、ぽかんと俺の顔を見つめている。

「さて、2月2月っと」

ノロノロと起き上がってきたあかりが、じっと俺を見ている。

「大丈夫だって、去年の2月21日以外は見ないようにするから。……あかり? 何ぼーっとしてるんだよ」

「え、うん、大丈夫だよ。大丈夫。……ともひろちゃん、私の日記を探していたの?」

「……うっ。この前の思い出し笑いの原因が何なのか気になってしょうがなかったんだよ」

あかりは急に笑いだす。

「ふっふふっ……あははっ」

「なんだよ、何が可笑しいんだよ」

「くすくす……、だって、ともひろちゃんが持っている日記帳は今年のだよ。去年のことは書かれていないもの」

「な……そーゆーもんなのか? だからってな、泣くほど笑うことないだろ」

あかりは目尻を人差し指で拭いながなら言う。

「ごめんね……急に気持ちがほぐれちゃって。そんなに気になっていたの?」

「まーな。俺が思い出せなくて、あかりも気を悪くしてたみたいだったし……。いい加減教えてくれよ、俺が何をしたってんだ よ?」

「それはね……」


5月○日(×曜日)晴れ

『ともひろちゃんに押し倒されてしまった』
なんて書いておいたら、ともひろちゃんにきっと怒られちゃうね。

久しぶりにともひろちゃんが私の部屋へ遊びに来てくれたのは、私が思い出し笑いした理由を知りたかっただけでした。それなのに私は舞い上 がってしまって、ほんとにおかしかった。思い出したのは“一日遅れの誕生日プレゼント”のことでした。2月21日、去年の誕生日の次の日、 「そー言えば、今日はあかりの誕生日じゃなかったっけ?」と言いながら、ともひろちゃんは缶ジュースをおごってくれた。他の人はたったそれだ けのことと思うかも知れないけど、私はとても嬉しかった。それに、今年はちゃんと憶えていてくれたもの。

マルチちゃんがいなくなっても、ともひろちゃんは落ち込んだりしなかった。それどころか、前よりも優しくなったみたい。それは、ともひろ ちゃんがマルチちゃんのことをほんとに愛していたからだと思う。解っていたけれど直接確かめたかった。でも、聞けなかった。だって私はただの 幼なじみなんだもの。その代わり、マルチちゃんには悪いけれど、たくさん思い出話ができる。そして、それはとても幸せな時間だったの。やっぱ り、私はともひろちゃんが好き。たとえ、ともひろちゃんが他の誰かのことを好きでいても。いつからかは解らないけれど、ずっと前から好きだっ たから。きっとこれから先も……

お・わ・り


はぁ……、終わりましたね。すげーよ>俺様 (^^ゞ
まぁ、内容の客観的評価アレとして、ヲレ的には現実の創作活動としても、To Heartの世界の中でもマイルストーン的な物になったと思います (大 袈裟

この後のヲレTo Heart人生ですが、マルチが帰ってきて幸せな生活を送っていきます。しかし、悲しいことに?十年のうちに『電化製品万歳 !』(C)椎名高志エンドを迎えるわけです。んで、あかりがその時どうするか...ってのに、今回の前振りが効いてくるとゆー。それって、将来の浮 気のためじゃん<ばきぃ
まぁ、実際はこの話の数ヶ月後に、天から深月が降ってくるわけですが<いい加減にすれ

うわごとはこれくらいにしておいて、折角完成したので、もう少し違う形でもお披露目したいと思います。とりあえず、5月くらいには、見せら れるのかなぁ? その前にスタティックな形でまとめましょうね。第0回もちゃんと書き下ろさないといかんし (^^ゞ

[#21_1] AV部 交流試合

所用にてsonsonさんを自宅へ召喚。待っている間に、お掃除 & セッティング。

前回の交流試合より、ちゃんと成長していることを承認してもらう。で も、全体のセッティングよりも、新調したVRDS-25xに惹かれていたみたい (^^ゞ
んで、浩子さんとか利佳 ちゃんのドラマCDとか岩ちゃんとかJazzとか聴きならがら、Lineケーブル代えたり電源ケーブル代えたり。

モガミ無線のLineケーブル (型番失念)

特に強調的な雰囲気のない、普通の音。それでいて質が高いというのは魅力でしょう。あっさり風味のSpace & Timeと比較したので、ボー カルの雰囲気・滑らかさが良かった。

SAEC SL-1801

こちらも聞きやすい性格でしょう。やや、低音が膨らみ加減です。その分、モガミよりも押し出し感があります。

ACROTECHの電源ケーブル (型番失念)

アンプ付属ケーブルと交換した場合。聴感上の音量アップが明らか。音質は艶を載せる傾向でしょう。サックスがいい感じでした。ただ、雑誌 などでも書かれているように、カラーの変化よりもっと基本的な質の向上に貢献していると思われます。しかし、短時間の試聴では、解りませんで した。音の調整よりも、基礎体力の向上と言った感じです。

CDプレイヤー付属のケーブルと交換した場合。あまり差は感じませんでした。付属ケーブルの質が高かったのだろうと、都合よく解釈 (^^ゞ

ここで、極性による音の変化について実験。付属ケーブルで極性を変えると、低音が片やバスレフ風、片や密閉風に聞こえることを示す。一 応、同意は取れたらしい。ただし、ACROTECHの電源ケーブルでは解りませんでした。アースの取り方とか、関係あるのかな?

[#21_2] 下校煮

四天王の一角が来た以上、逃げられなかったり (ぉ

俺: 『先輩は何学期ですか?』

そ: 『2学期』

俺: 『りょか』

そんな感じでスタート (^^ゞ

まずは君子チェックだ! ……タマの勝ち (^^ゞ
なんか、ルックスが歩ちゃんに似てる。ほとんど相手にしてなかったので、誕生日プレゼントも貰えなかったり。別にいーけど。てゆーか、お前、 兄貴に協力しようとかゆー発想はないのか? 先輩にちゃんと俺の誕生日をリークしておけよ (;_;)

あかり互換機……。しばらくあかりに係りっきりだったので、こーゆー会話をしてると、つい、参考資料としてサンプリングしてしまう。

中里さん、ちんまい割にスタイル良さそーなのが、ぐっ! トランジスタグラマーって奴ですね。こーゆー娘を見捨てることはできないので、と りあえず軽く話し掛けたり。

飯塚ーーーっ!! (苦笑
どこをどう見てもお笑い担当だな。でも、好き。2回ほどからかった下校した。

ヒロインは『ときメモ』以来、無視と決まっている (^^;;;
でも、可愛いかも。ポニーテールをふりふりされたら、飛びついてしまいそうだ。

あ、波多野ね波多野。南央美さんが素敵 (一部誤認
こーゆー奴を手玉に取るのは面白いだろうな<ぺし

で、肝心の先輩。マ、マフラー!!! えーいっ! 本気じゃなかったのかーーーっ!! 俺はもう完っ璧に本気だった ぞーーー!!!

下校は主人公の突っ込みが浅いのがシンクロ率の低下を招いている気がする。でも、先輩・君子コンビへの突っ込みはそこそこシンクロ。ほ んっと淡白だよなーこいつ。その割にきわどい選択肢が出るらしいけど。

あ、手も握ってないや……

まぁ、そんな感じで無事Trueエンド。イベント多いですね。みなせさんとかよく日記書けてる なぁ。

スタッフロールを眺めつつ、「ラストにHシーンがないと物足りんなー」と思っていたのは内緒。それが本当なら、ちょっと刷り込まれすぎか も。反省。

で、29inch大画面で『MAID iN HEAVEN』のオープニングを見せてから、sonsonさんに深月『PALETTE』を貸与。俺の方は、 まぁ、せっかくだからPS買ってもいいかなぁ……。Win版下校を放ってあるのが気になるんだけど。

[Up]


[#]1999年2月20日(土)

[#20_0] ほえ

今日も勤務なのに、昨夜は編集会議が紛糾して就寝は26時過ぎ (一部誇張
調子良く書き進んでいたので今日という日に最終回をリリースでき るかなと思っていたのは油断だったらしい。それでも、突っ込んでくれるのはありがたいし、それを少しでも返すことができたから良しとしよう。 俺でも、もっと追い込めば成長する余地があるってことだろうか? そう思いたい所だな。どっちかってーと、おだてて育ててくれる編集さん希望 <ぺし

そんなこんなで、タイトルも変えてみたり<ぺし
この方が都合がいいんだよね @"


sugich様はお忙しかったよーですねーセリオの誕生日になんもなかったから残念に思っていたり。


ふふふぅ。あかり妥当性チェックは苺協力の下に行われているので、こういう反応は嬉しい。

椎名へきるのアルバム『Shiena』 が良いらしいので買ってみようか。うちにあるのは『ウィズ ア ウィ ル』か。あまり聴いてないや。

[#20_1] はにゃ

登校出社途中にゲット

特集2: 新・映像イコライジング術徹底指南


はぅっ (^^;;;
高橋さん(LVNSのメイン筆者)と比較されるとめちゃくちゃ恥ずかしいで す。書いている時には、なるべくF&CにならないようにTo Heart本編の雰囲気を出せるように心がけているので(そうだっけ ?)、そう言っていただけると嬉しいです。

あかりって敵に回すととても恐いですよ。マルチを追いかけてい る私は、いつも背後から刺されないように気をつけています<ぺし
今回のSSも実は……ま、いっか (ぉ

完成した暁には野望があるのだが……やる時間あるかなぁ、ごうちゃに(他力本願


先輩が買ってきた飲み物“foo”って、UNIXのコマンドにあったよね?

[Up]


[#]1999年2月19日(金)

[#19_0] 『2月20日』『2月21日』 第5回

むぅ、第4回から2週間も間が開いてしまった (^^;;;
気合は入れてます。でも、まぢめにやればやるほど面白味がなくなっていくような気がするのはなぜだろう (苦笑

次回完結かな。ホントは20日までに終わらせたかったんですけどねー。

これまでのあらすじ

「ふふふぅ」

登校時に漏らされたあかりの思い出し笑い。何度聞いても理由を教えてくれない。ヒントは“去年の2月20日”という日時だけ。こうなった ら、あかりが書いているという日記を見てやろうじゃないかと部屋へ乗り込んだ俺は、数々の障害を乗り越え着実に日記に近づいているのであった (事実誤認


「それでね……」

……あかりは嬉しそうにしゃべっている。

「ふふふぅ」

…………時折、目を合わせては、謎の微笑みを残してうつむく。

「そうしたら志保はね……」

………………なんだか今日は一段と犬チックだ。今なら“お座り”までいけるかもしれない。

「ともひろちゃん、聞いている?」

「お、おう聞いてるとも。志保がどうしたって? どーせアイツのことだから、いい加減な情報を自慢げに話したんだろう?」

いけね、変なスイッチをONにしている場合じゃなかった。

「う、うん」

あかりは息を小さく飲み込んでから言葉を続ける。

「あ、ごめんね、さっきから私ばかり話してて。何か用事があったから来てくれたんだよね?」

「い、いや、別にそーゆー訳じゃないって。なんとなく……なっ」

こうやって俺の考えを読まれてしまうのはいつものことだ。そして、いつものように曖昧な答えを返してしまう。もしかしたら適当に誤魔化し ていることもお見通しなのかもしれない。……まさか、さっきのことまでばれてやしないだろうな (汗

「ほら、あかりの家にもずいぶんと長いこと来てなかったろ。やー、おまえの部屋も、結構雰囲気変わったよな」

「そうかな?」

「おぉ、いかにも女の子の部屋ーって感じだぞ。と言っても、他の女の子の部屋になんて入ったことないんだけどな」

「……そうなの?」

「何が?」

「えっ、あ、他の女の子の部屋に遊びに行ったことがないって……」

「ないぞ」

「そうなんだ」

まただ……、また謎の微笑みを浮かべてうつむいている。

「壁紙とか替えちゃったけど、机とベッドは前のままなんだよ。ほら、これ憶えている?」

そう言いながら、あかりは学習机の引き出しを指差した。一番下の引き出しには、動物やら電車やらのシールがベタベタと貼られていた。

「これって、俺と雅史で貼りまくったやつか? 確か、クッキーか何かのオマケだったよな?」

「うん」

「へー、まだ残してあったのか。懐かしいなぁ」

「違うよー」

いつもの『しょうがないなぁ』といった顔で突っ込んでくる。

「残してあるんじゃなくて、とれなかったんだよ。後で『こんな所にシール貼っちゃ駄目よ』って、お母さんに怒られたんだか ら」

「え……、そりゃ、悪いことしちまってたな。でも、もう時効だろ。子供のしたことなんだからそれくらい赦せ」

「もう、ともひろちゃん。ずるいんだから」

そう言いながらクスクスと笑っている。うむ、犬チックだ。

「しっかし、あかり、よくこんなことまで憶えているな」

「日記を書いているからかな? 関係ないかもしれないけれど」

そう、俺はその日記に用があるんだ。

「……読み返したりするのか?」

「うん、時々ね。昔の日記を読むのって面白いんだよ。その頃の自分がどんなことを考えていたのかが解ったりするから。それ から、自分の気持ちを文字にして見つめ直したりとか……」

……そうだ、あかりの奴が日記を見て確認するような昔の話をふればいいんじゃないか。俺って天才だな。

「なぁ、あかり。中学の修学旅行先って……」

「京都・奈良だったよね」

まぁ、これは簡単だよな。

「あんとき、班別行動があっただろ?」

「うん。京都の街を見て周ったよね」

「あかり達はどこを周ったんだ?」

「え、うーんとね……。宿舎を出てから最初に三十三間堂に行って、次に南禅寺かな。ご飯を食べてから、平安神宮に二条城。 それから金閣寺に移動して。竜安寺の石庭を見て、後は宿舎の近くでお土産のお買い物かな」

う、しっかり憶えてやんの。

「似たような所を周っていたんだな。観光地なんてそんなもんか」

「だって、ともひろちゃんと雅史ちゃんは途中から一緒だったじゃない」

「えっ?」

「ふふふぅ」

「そーいえば、あかりとは別のクラスだったのに、やけに一緒にいたような記憶が」

そうだ、雅史を連れてふらふらしていたら班からはぐれちまったんだよな。探すのも面倒だから勝手に動いてたら、あかりの班に遭遇したん だった。なんで本人が忘れたことまで憶えているかなー。

「うん、私達が迷子になっているところにちょうど現れて、助けてくれたから良く憶えているの」

「迷子って、あれは……」

じょじょに記憶が呼び起こされる。そう、別に俺が道を知っていた訳じゃない。次の目的地に移動するのに、どこ行きのバスに乗ればいいのか と班連中がごたごたしている中、あかりはしっかりと把握していたんだ。それなのにイニシアチブを取れないでいたから、代わりに俺が班の連中を 引っ張っただけだった。

「あの時は、とても心細かったから、二人が来てくれてとても嬉しかったよ」

「でも、宿舎に戻ってから、俺と雅史は班行動を乱したってことで晩飯まで正座させられたんだよな」

「うぅ、ごめんね」

「別にあかりが謝ることじゃないだろ」

俺は苦笑しながら冷めかけたコーヒーに口をつける。うーん、懐かしいなぁ……。宿舎では浴衣を珍しがって、みんなして着てたんだよなぁ。 あかりも似合ってたような……って、そーじゃねーだろ。

「次の日は太秦映画村へ行ったんだよね?」

「忘れた。奈良は前日だったっけ?」

こうなったらあかりが憶えている/いないは関係ない。俺が適当に惑わしてやればいいんじゃないか。

「え、えーと、そうだったと思うけど」

「俺は奈良が三日目だったような気がするんだけどなぁ。日記に書いたりしてないのか?」

「あ、うん、そうだね。ちょっと待ってて」

よっしゃー、後はあかりの手から日記を奪うだけだ……奪うのか (汗

あかりは本棚から大きめの本を引っ張り出そうとしている。本棚はちゃんと調べたつもりだったが、見落としていたようだ。

「ふぅ、お待たせ。ほら、修学旅行のアルバム。これなら載っているはずだよ」

「……」

「どうしたの?」

「いや、なんでもない」

「ほら、ともひろちゃんと雅史ちゃんが写真に写っているよ」

……………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………………

さんざ昔話をしたが、あかりは日記など見ることもなくすらすらと対応してきた。くぅーーーっ、あかりの奴つまんねーことまでしっかり憶え てやがって。なんで小学校の時のことまで憶えているんだよっ!

[#19_1] SAEC SL-1801

SAECのケーブルは、SCP-700(スピーカ用)をsonsonさんからお借りして試用し たことがありました。中低域に密度があり、特に低域が豊かでした。そのせいか、SAECとても聴きやすい印象があります。

そして今回の目的は、VCRをソースとした場合のセリフのキツサを軽減することでした。今まではSPケーブルで調整することを主に考えていまし たが、CDプレーヤをソースとした場合との切り分けを考え、VCR〜AMP間のLineで調整しようと、“聴きやすさのSAEC”を選びました。

結果として、気持ち改善されたかな? と言った程度でした (苦笑
ただし、聴感ボリュームは上がったので、S/N比や情報量は確実に上がったと思われます。一方で、音の質的な変化は明確には解りませんでした。 どうも、VCRをソースとする場合は、CDPをソースにする場合比べ耳が利きません。VCRのS/N比が低すぎるのか、聴きなれたソースがないためか、画 に引っ張られているのか……?

せっかく買ったのですから、そのうち、CDPの接続にも使ってみましょう。

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[#]1999年2月18日(木)

[#18_0] ふに

う〜、腰いてぇ……。横座りで作業してるからだよな<どんな新人だよ

ゲームねたが風化しやすいだなんてないですよ。一文前を読んで。「楓ちゃん風味なのかー」とか思った直後だったので、がびーんだっ たり (^^ゞ
さらに「CMねたは風化しやすいから以下略」とか、古いよ (^^;;;

[#18_1] 妹アクセス

「妹アクセスと言えば、月島(兄)が基本だよなぁ」とか、某チャットで呟いてみたり。苺ローカルな基本ですけど (^^;;;
そういう意味では、ごうちゃって妹クラッ カーでもある訳だ。そゆことなので、手法はごうちゃに聞いてください。 何でも才能が必要みたいですが (ぉ

ところで、お兄ちゃんACKでなく、もう、お兄ちゃんじゃ嫌なの (cv: 鳩野比奈)リトライ要求が返ってき た場合はどうしたら良いのでしょうか?

[#18_2] お昼休み

あかり: 「風、また少し暖かくなったね……」

ヲレ様: 「あぁ」

あ: 「ねえ? ちゃんと続き書いているの?」

俺: 「あんまり」

あ: 「もう、しょうがないなともひろちゃんは」

春も近い、そんな昼休みでした<ぺし

[#18_3] 寄り道部

ヨドバシカメラが開いている時間に退社できた日は、必ず散財しているような気がする (^^;;;

SL-1801はオーディオ用RCAケーブル。Burn-In CDはステレオ調整用信号やエージング用の信号等が入ったCD。

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[#]1999年2月17日(水)

[#17_0] HDD増設

HDDが配給されたので増設作業。物は

もったいねー組み合せ (苦笑

Legacy ISAカードの設定は久々だったけど、特に問題なく終了。BIOSもそれらしく設定。起動...WindowsのExplorerに表示されない。デバイス マネージャではOK。結構迷った挙げ句、AdaptecのFAQを参照。デバイスの プロパティでINT13をチェックするのか。何度もSCSIのHDDをインストールしているけど、明示的にチェックした覚えがない (^^ゞ

fdisk。あれ……今まで使ってたHDDは3GBだったの? 知らなかった<ばきぃ
残りを拡張区画に指定して、割り振る。むぅ、設備の人には黙っておこう (^^;;;

続いて、増設されたHDDのパーティションを設定。いろいろやったけど、うまく行かない。こんなにたくさん区画を切ったことないからなー。ち う訳で症状を書いておきますので、解決法を教えてください。

こういうことやるの久々だからなぁ、きっと何か基本的なことを忘れてるんだよなぁ。

とりあえず認識されている区画をフォーマットして、テスト。書き込みエラーが頻発する。仕方がない、ターミネータをつけるか<ぺし
納まった。やっぱり必要なんだなぁ。今まで、なくてトラブったことなかったけど。

そんな感じで、仕事はサボっている (ぉ

[#17_1] 『神風怪盗 ジャンヌ』 テレ朝, 土曜18:30-19:00

えーっと、それなりに可愛い娘がそれなりにお約束をこなしてくれているので、まぁ、いいんじゃないかと<ぜんぜん誉めてない (苦笑
評価できるのは、桑島法子さんであることと、あおりの構図がナイスだったこと……か? それと“ジャンヌ=ダルク”の生まれ変わりが、なぜ巫女 服なんだろう?(事実誤認

あ、手乗り鳥っ羽根娘が出ているので、さた庵さんは要チェックだ!

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