東鳩日記 '98 (第四週)あかり萌えに至る日々

▽駅前出撃

昼間はこうひたってるとこで志保の邪魔がはいった(苦笑)。明日からは当分休み〜ってことで、いつものメンバー、あかり、志保、雅史と例によって駅前に繰り出して遊んだ。ヤックではらごしらえして、ゲーセンに行って、たまにはってことでボーリングなんて行って。しかし....人が少なかったとはいえ、あの短いスカートでボーリングってのもなんだかな(汗) ちなみに白と淡いブルーだった(何が?)

明日から休みなので、夜更かししても問題ないけど、そろそろ寝よ。おやすみなさい。

▽買い物

春休み2日目。例によって昼前まで寝てた。

さすがに一日家にとじこもってるのもなんだよな、ということで散歩がてら商店街のほうにでかけた。この数日ちょっとぶりかえしで寒くなってたのが、今日はぽかぽか陽気でなかなか気持よい天気だったし。

ヤックで適当に食事して、適当にぶらぶら。それから本屋でちょっと立ち読み。ちょっと客が少なめだった。当初は立ち読みで店を出るつもりだったが、何か買おうかと思いちょっと物色。オレが買ったのは…

1. 少年チョップ連載のギャグ漫画の単行本
2. H なグラビア雑誌
3. なんとなく良さそうな小説

…3。『雫』という短いタイトルの文庫サイズの小説だった

繰り返す代わり映えのない日常と、それを生み出すくだらない人間たち。

そんな全てにやり場のない碇を抱いてる高校生の主人公。

垂れ流しの白黒映画のフィルムの中にいるような、色のない学園生活のなか、彼はひとり、残酷な殺戮の妄想に浸っていた…

…というようななかなかそそるフレーズの帯がオレの食指をさそったのだ。

そのあとゲーセンとかで軽く遊んで、コンビニで晩飯用のカップラーメンを買って帰宅。帰ってからは、テレビをみたりして時間がすぎた。

遅くなったので、これを読むのは明日にしよう。

▽読書

昨日買った小説を読んだ。

うん、これはおすすめだ。キーワードは「狂気」と「毒電波」。退屈な高校生活の中でうかびあがる狂気の扉。それに見入られた主人公。オレの高校生活は、授業とか退屈なこともなくはないけど、志保とかレミィとかにぎやかなやつが多いからか、こういうことは全然無いけどな。

主人公の奴の鬱屈した精神の表現が面白い。自分なりにそいつをシミュレートしてそういう感覚を(まねっこながら)味わってみたりした。

沙織ちゃんと瑞穂ちゃんもなかなかいい子だが、やっぱ瑠璃子さんがいいかんじだな。今日はちょっと雨だったから電波がちと届きにくいよなぁとかふと考えてみたり(笑)

けっこう話題になった作品で、映画化もされてたはずだ。うーん、みにいきゃよかったなぁ。ビデオはでてないのかな? 今度探してみよう。

▽昼飯どき

昨日さっくりと眠りにおちたせいか、昼が来る前に目がさめた。そのままごろごろしてても良かったのだが、たまにはいいもんでも食おうとおもってばしっと起きた。

飯どきだしこないだの店 にでも行こうとてくてく歩いてると、あかりとばったり会った。 3日ぶりだ。買い物の途中だったそうだ。そういや前、あかりにもこの味を食わせてやろうと思ったことを思い出した。ということで昼飯に付き合えと言う。

おごってやるからとかいったら、「えっ」ってな顔して驚いてるし。って、そこまで驚くことねーだろー。「だって、食事代けずって、おこづかいにしてるんじゃないの?」とか心配してるし(汗) そんなこというならおごってやらんとかいったらあわてて謝ってきた。まったく。人の好意は素直にうけるもんだ。特にオレがメシおごるなんてたまにしかないんだから(ぉ

でまぁ、とりあえず店に…って行列になってた。やっぱりなぁ。これだけ美味しい店だから評判にならないはずがない。このくらいの行列なんのそのというわけで 20分まち。

▽どんぶり

カツ丼はこないだ食ったので、今日は親子丼。あかりも右に同じ。カツ丼はかなりうまかったが、親子丼もこれまたうまい。ぷりぷりとした鶏肉と、ふんわりとちょっと半熟な卵と、自家製ダシの微妙なマッチングがなんともいえない。

あかりも目を丸くしながら食べていた。「どうだうまいだろう」「うん!」ってオレがつくったわけじゃないけど(^^;;。あかりはオヤジさんに作り方を聞いたりしてた。オヤジさんも気前良く、いろいろ教えてくれたようだ。料理のコツってのは聞くだけで身につくようなものではないけどな。それでできるならオレは料理のプロになってるって。ま、あかりぐらいになると、話からちょっとしたコツをうまく聞き取って自分の料理に生かすことができるだろう。今度丼物にチャレンジするつもりかな。

うまい飯を食って一日幸せに過ごした。日本人に生まれて良かったなぁ。

明日は土曜か…って休みだから曜日は関係ないけど。昨日の小説をもう一回読み直してたら、もうこんな時間だ。寝ましょかね。

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▼3月29日(土)

▽父母、帰る

今日は昼ちょいすぎごろまで寝てた。で、目がさめるとなにかいい臭いがする。なぜだ? と思って下におりてみると、久しぶりに親が帰ってきてて、料理なんてつくってた。なんでも仕事がちょっとひと段落したので、たまには息子の顔でも見に帰ろうってことで帰ってきたそうだ(汗)

家族3人での食事はちょっとひさしぶりかな。いちおー親なだけあって、オレの好きなものは押さえてある。味付けもばっちり、ってこの味で育ってるんだからあたりまえだ。

小休止で明日いっぱいはゆっくりいるそうだが、月曜からはまた忙しい仕事がはじまるとのこと。まあ、けっこう大きいプロジェクトらしいししばらくはこういう生活が続くのだろう。プロジェクトの内容はきぎょーひみつだそうだ(^^;

▽親子の対話

最近の生活のことを話したり、社会情勢とかについて議論してみたり(笑) 話はめぐってちょっと成績の話題になった。うちの両親は、学校での成績には全然こだわらないほうなのだが、今回の試験の点にはさすがに感心してたようだ。これをネタに小遣いアップなんてもちかけてみたが、却下された(^^; 次回も続いたら考えておこうとのこと。ふむ。次回もあかりと勉強かな。

さて、寝ようか...

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▼3月30日(日)

▽家族の風景

今日は朝からまともに飯をたべた。ごはんができたから起きろとたたきおこされたのだ(^^;; ま、うまい味噌汁のためだ。承認。

今日いっぱい二人ともいる。明日の朝またあちらにもどるそうだ。

まあ、親が帰ってきたからといって、特にがらっと生活が変わるというわけでもない。食事の時とか、テレビの見てる時とかに会話の相手がいるってくらいか。

居間でごろごろしながら雑誌読んでたら、掃除するからどけとのこと。ちゃんと掃除してるから、そう汚れてねーだろーとかいったら、ちっちっちまだ甘いとか言う。うちの母さん(ちなみに父さんも)仕事人間だが、同時に主婦(主夫)としてもなかなかの腕だ。一応オレが手がかかる間は、二人で交代で休職して主婦/夫をしてたらしい。居間をおいだされてしまった。しかし、休みだってのに、結局働いてるんだよなー。

まともな昼飯、まともな晩飯、なんて健康的な一日だったのだろう(笑) 親がいない生活にも、なれっこになったが、たまにはこういう日もいいかな。

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