2011年1月23日

岩井 喬の講演(RME Babyfaceプロモーション)@Studio K’s

『サウンドガール デュオ ―音響少女― Soundgirl duo』で勇躍された岩井 喬の講演(RME Babyface USBオーディオインターフェイスプロモーション)@Studio K’sに参加しました。Studio K’sの主である山本さんはAUDIO BASIC誌にも寄稿されており、特にマルチフォーカス・チューニングの連載は興味深く読ませてもらってました。ひと休みしたオーディオに戻ってくるきっかけもこちらのページからでした。CARAT-RUBYを購入したのは影響ありありですね。スタジオは想像していたより狭く、十数名が入ってもややライブでした。床暖房で暖かなのが心地いいです。

まずは山本さんが推進するマルチチャンネルを体験ということで、『Pure -AQUAPLUS LEGEND OF ACOUSTICS-』より『夢想花』SACDレイヤを4CH再生。プレイヤはESOTERIC X-01(X-03かな?)。同じ盤はもちろん持っていますが、SACD再生しかもマルチチャンネルは初体験。リアCHを控え目に使っているので驚くような印象は無し。それよりもこの歌をここで聴けたことに感動してしまい、批評的な気持ちになれません。

ここで、ハイビット音源比較実験。『アマネウタ』Suaraのボーナストラックに収録されている『星座』は、スタジオにピアノを入れてボーカルと合わせて一発録りをしてマスタリングもほとんど手をかけていない珍しい音源だそうです。これを、パッケージのCDとSACD、更にはFixrecordから拝借したマスタリング前データから96/24そして192/24を比較して頂きました。SACDも含めてハイビット音源は生っぽい雰囲気が出るのが素晴らしい。どんな要素が生っぽさを想起させるのか解りませんが、CDに戻すとスカスカな感じがするんですよね。96/24と192/24は違うようですが、差はあまり気になりませんでした。ちなみに96/24『星座』を収録したUSBメモリをアクアプラスが通販しています (超割高w)。早速注文しました。

96/24凄い!と手放しで喜べれば良いのですが、録音(マスタリング)によって効果の有る無しが出るでしょうね。実験に使った音源は紹介でも書いたように、元から生っぽい所に良さがあるものです。例えば打ち込み演奏でボーカルもエフェクト掛けまくりだとしたら、96/24のメリットがあるかどうか? コンプ掛けて聴きやすくしたポップスだと有難味がないかも。講演後に「マスタリング前データをハイビットで配信してくれるのがベストだ」なんて論を話していた方がいらっしゃいましたが、録音エンジニアの仕事を軽視しているのではないかなーと。オーディオマニアは未加工な音源を好んでいますよね。アニソン分野では余り無いので困っちゃう (苦笑)

これら意外にも自身で録音された音源を紹介されたりと、盛り沢山な内容でした。講演後には、山本さんお手製のシフォンケーキを頂き。岩井さんともお話をさせて頂きました。96/24『星座』や『プラチナ・ジャズ』は収穫でした。

                       

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